カテゴリ:家族
次女ちび(仮名)の、衝撃の視力が発覚してから約半月。
口コミ情報を収集し、セカンドオピニオンを求めてべつの眼科を受診したり、電話で相談したりしたが、 ……検査結果は動かなかった。 本人が答えるタイプの視力検査では、測るたびに少しずつ、右目と左目で違う数値がでたりもしているが、機械ではかった近視の進行を示す数値は、ほぼ同じ。 正常な視力の場合「0」である数値が、ちびの場合 右 -2・75 左 -2・25 ということだ。 眼科にあった表では、-5とか-6とかいう数値も存在していたので、まだ最強度ではないにせよ、やはりかなり「強度」の部類に入る近視みたいだ。泣 同じく、子どもの頃から同じくらいの視力で、小学校2年生からメガネ常用者である夫は、 「見えない方が不便だから、はやくメガネをつくってやるべきだ」 という。 でも私は、今からメガネの管理をさせることを考えると、どうしても二の足を踏んでしまう。 ささいなこととはいえ、入学式からメガネっ子にさせることにも、母親としてどうしても抵抗があるし……。 夫、「そんなとこまで俺に似なくていいのになあ」 などと、かわいくてたまらないような口調で言うのだが、 まったくである。怒 かなり早くから、ちびの目を細める癖には気が付いていたのに、なんの対策もとらなかった自分が、いまさらながら悔やまれる……。 せめて今からできることは……、と悩んだ結果。 眼科医では飽きたらず、「視力回復センター」なる機関を訪れた。 (最初に訪れた眼科で、「そんなところで治ると思いますか?」と言われたところである。) ……商売だからと言ってしまえばそれまでだが、どこよりも丁寧な説明をしてくれたし、真剣に私の話をきいてくれた。 その説明によると……、 人間の目は、遠くを見るときは目の筋肉が伸びて、レンズを薄くする。 逆に、手元を見るときは目の筋肉が縮み、レンズを厚くする。 これが、バランスよく行われればいいが、近くばかり見ていると、筋肉が常に緊張した状態になり、レンズが厚く調節されたまま、固まってしまうのだそうだ。 (この状態のままでさらに進むと、眼球自体が変形して調節しようとするそうだ! 怖) そこで、目の筋肉を毎日ほぐすというか、筋トレをして、状態を改善するらしい。 冒頭に掲げた近視の進行を示す数値についても、ちびの-2以下の数値なら、いわゆる「視力」は0・1でもおかしくないと言われた。 ただ、筋肉の働きによって、いまはもう少し見えているのだということらしい。 つまり、目は使わないよりも、正しい使い方で使った方が、よくなるということ。 (もちろん、緊張をとるなど、きちんと休ませることも大切だけど。) トレーニングをして「治る」というわけではもちろんない。 ましてや子どもの場合、眼球自体が成長途中なので、基本的に近視は進む傾向があると思っていた方がよい。 それと、筋トレの勝負となると、……トレーニングをしても現状維持がやっとかもしれない。 でも……やらせてみたい。 少しでも、あと1年でも、メガネなしで生活ができるのなら。 聞けばなんと。 夫も小さい頃、このトレーニングをやったことがあるという。 一時は0.7まで回復したが、すぐに元に戻ったよ、という理由で、ちびを通わせるのには激しく反対した。 ただこれは、これまでの説明で明らかなとおり、「元に戻った」というより、近視が進んでしまったのだろう。 同じ遺伝子をもつちびだって、同じようになるという予測はすぐにも立てられてしまうのだが……。 それでも、むしろ一時は0.7まで回復したという方が朗報である。 それだけあれば、夫と同じように、小学校2年生まで裸眼でもつのではないか。 「手元の作業はメガネなしでもできるのに、一度メガネを使ったら使いっぱなしになってしまう」 とセンターの人は言う。 メガネを外したりかけたりするのは、視力が低下する原因のように言われているけれど、そうではなくて見えるものはメガネに頼らない方がいい、と。 いきなりメガネをかけるのは、リハビリをしないで車椅子に乗るようなものだ、とも資料に書いてあった。 ……このような考え方に、私も賛成。 ちなみにこのセンター、資料などでは、「半年のトレーニングで劇的な変化があった」などと書かれている「成功例集」がある。 保険適用外で費用がかなりかかることもあり、正直うさんくささも感じないではない。 でも、少なくとも説明では安易に「治る」とは一言も言われなかったし、まして入会を勧められることもなかった。 子どもの視力とひきかえとはいえ、けっして安くない費用がかかること……。 そして、母子とも続けられるか否か、……が問題だ。 でも、やってみよう。 いまできることを。 で、1か月基本のトレーニングを申し込みました。 ただし、家でトレーニングするために購入させられる器具類(一式10万以上)は、買いませんでした。 センターで方法を覚えて指導してもらい、家で道具を工夫してやってみようと思います。 初回トレーニングは、来週日曜日! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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