カテゴリ:家族
……姪っ子キティ(仮名)の上京目的は、たいていがディズニーランド。 しかし、この時期は入場制限などもあるらしいし、入れたとしても人気アトラクションは300分待ちとかきくと、ちょっと敬遠したいところ。 新名所で連れて行っていないところは「赤坂サカス」くらいのものだが、子どもが楽しめるようなイベントはやっていない。 さて、どうするか。 ふと、ひらめいたのがキッザニア東京。 実際の企業がスポンサーとなって、さまざまな職業を体験し、労働対価(といっても、キッザニア内のみで通用する通貨。笑)を得るというもので、区内に数年前にできたのだが、なかなかの人気を博しているらしい。 設定年齢としても、小学生くらいがもっとも楽しめそうである。 調べてみると、当日チケットが販売されている。 それじゃあなんとかなるか……と朝の6時半に出かけてみたが、 100枚の販売に対して、すでに36人待っている。ひえー 1人の購入枚数制限はないとのことで、買えないことも考えられる。ううむ。 諦めて、午後の部に並んだ。 午後の部(四時から)の列は、さすがに3番目だったが、入場の際には新たな列に並び直さねばならないとのこと。 人気アトラクションなどは、朝の10時からならばないと一番に入ることはできないらしく、これではディズニーランドと大差なし。怒 まあ、一度入れれば30分は仕事ができるのではあるが。 ……世の中のお父さんお母さんってすごいのね。汗 そんなこんなで初めて入場した、キッザニア。 目抜き通りにあたる広場には、三越の店舗が幅をきかせている。 (二階はなぜかエイベックスのダンススタジオに間貸ししていたが。笑) 三井住友銀行、JCBカード、ドコモ、クロネコヤマトなどなど名だたる企業が広場を囲み、その一画に「はとバス」が泊まる。 やや目立たないところに社屋を構えるマスコミは、朝日新聞と集英社。 食べ物系では、ピザーラ、ドンク(三越系のパンや)、コカコーラ、モスバーガーなどがいい匂いで客を惹きつけている。 さらに、公務員代表として警察、消防署。 ううむ郵便局がないのがなんとも不自然……。笑 まずは大胆にも、リカちゃんの会社が行うファッションモデルの列につく子どもたち。笑 森永のお菓子工場に振られてたまたま入ったのだが、ショーは1日2回しか行われず、体験できたのはかなりラッキーだったといえる。 劇場でリハーサルがあって、商魂たくましいカメラマンが、のちに一枚1000円で販売するフォトを撮りまくっている。汗 (もちろん、自分のカメラでも撮影は可。) 劇場の様子をおさめたDVDももらえるというので、義姉へのお土産も完璧♪ 「自分の着る服に責任を持ってください」 という、モデル心得のお話もあったそうで、ショーはそこそこ凝っていた。 次に、民間の病院(ジョンソン&ジョンソンの経営)へ。 外科手術や内視鏡体験もあったのに、キティが恐がり、薬剤師を体験することに。 白衣を着て、患者のカルテと医者の処方を読み、薬棚から該当の薬を探し出し、量を確認して患者に出す。 これだけのお仕事ではあるが、 責任ある仕事で、説明もたいへん有意義だったらしく、真剣にきいていた。 ……困ったのは義母。 アトラクションに並ぶところまで親がついていけるが、口も手も出る。笑 「何人ですか」 やさしく聞くお姉さんに、子どもが答えるべきところを 「3人3人!」 「何がやりたいですか」 「薬局だって!」 「……字は読めますか?」 「この子たちは小学生だから大丈夫で、……京ちゃん、ちび(仮名)ちゃんどうかな?」 「…………」汗 ……受付後、待合室では子どもだけで待つことになる。 「お仕事ができるまで40分あるけど、待てますか」 と聞かれるわけだが、 待てないのは義母。爆 「トイレって言うたらええがね!」と、代わる代わる子どもたちを連れだし、かせいだ通貨を銀行に預けさせている。汗 銀行の列にも、子どもしか並べないわけだが、 「いくら預けたの? 京ちゃん、全部預けなさいって言わなきゃ、なくしちゃうよ!」 等々、とっても心配性。汗 「子どもが主役の子どもの街」とかいううたい文句でやっているわけで、銀行の使い方とかも子どもに任せればいいようなものだが、なかなかそうはいかない。 義母のほかにも、「いくらおろせばいい?」と聞きに来た子どもに指示を出しまくっている親とか、いっぱい見てとっても微妙~な気分になった。 ……壮大なごっこ遊びなんだからさ、テメエらが熱くなってどうする! という感じ。笑 待ち時間、親はカフェとかでくつろぐこともできるんですけどね。 なかなか難しい。 ところで、キッザニア内の通貨の単位を、キッゾと呼んでいる。 ひとつの仕事をすると、たいてい8キッゾの賃金がもらえ、ピザやジュースなどの現物支給がある場合は5キッゾとなる。 床屋さんやお花やさんなど、自分がお客さんとなって使うところもあり、そこでの代金もだいたい5キッゾ。 入場したとき、50キッゾの給付金があるとはいえ、まともに働いてももうからない仕組みではある。笑 で、この通貨単位、口にするのが結構恥ずかしい。笑 (……私だけ?) なんとなく、口にするのを避けていたが、キティは平気で 「60円になった!」 とか言っている。安すぎるし。 義母は、 「この子、銀行に3ドルしか預けてないよ」 と心配している。 元本割れそうだし。笑 で、うちの長女よよ(仮名)…… 「5両もらった。」驚 ご満悦でしたわ……。 やはり、ポジティブシンキングである。爆 やれやれ。 親はへとへとですが、子どもたちは楽しんだようで、ひとまず良かった良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 26, 2008 09:02:18 PM
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