カテゴリ:ご近所
先週から、ご近所に住む3年生ピカちゃん(仮名)を、夜の時間食事つきで週1回、お預かりすることにした。
理由は、話せば長くなるのだが。 ……そのお宅では、昨年末から今春にかけて頃、両親が離婚に向けた話し合いをしていて、その間、いや、それより前から兆候はあったのだろう、子どもがとても不安定になっていた。 「暗くなっても外をうろうろして遊び相手をさがしている」 「オートロックのマンションを巧妙にすり抜けて家に上がり込んできた」 「夜遅く、裸足で外に出されていた」 等々、子どもだけでの行動が目立つ1年時には、ご近所トラブルや噂のネタも絶えなかった。 トラブルというならば、我が家も、実は例外ではなく。 長女よよ(仮名)が同じ学年で最も家が近いため、休日の朝、ごはんを食べる前から遊びに誘いに来たり、「お母さんが犬の散歩で帰ってこないから」と夕食時間近くまで帰ろうとしなかったり、よよがひとりで留守番をするようになってからは、私が帰る前の時間に家に上がり込んでいたり、……というようないろいろで、悩まされたことも多々ある。 親の顔も知らなかったときは特に、昔ながらの大胆な教育方針なのか、子どもに手が回らないのか、判断に苦しむこともあった。 別の小学校に通うママ友に相談したこともあったが、…… 「下手に関わらない方がいい。頼まれていないのに手を出すと逆に言いがかりをつけられるんじゃない?」 「子どもの放置は虐待の一種だから、気になるなら通報したっていいんですよ。名前なんか名乗らなくてもいいんだから」 ……ちょっと意外な反応だった。 いまどきの親たちの警戒心はわからないでもないし、危機管理ということでは用心した方がいいのだろう。 しかし、田舎育ちのせいだろうか、私としては事情もわからないうちからいきなり通報などという手段が出てくるというのは、どうにも腰がひける。 ていうか、虐待などという可能性があるなら、子どもにとってはなおさら、ご近所や友人のサポートが必要なのではないのか……? なにしろ超ご近所なわけだし、子ども同士がそれなりに仲良くしている以上、「あの子とは遊ぶな」みたいなことだけは我が子に言いたくない! ……というわけで。 夕方の訪問などについては、はっきり断れない我が娘の態度も後々困るので、何か起こるたびに2人共平等に叱り飛ばし、相手のお母さんが帰ったところを家の前でつかまえて、「夜5時を過ぎたら遊ばせないようにしましょう」と提案したり、私なりに頑張ってみた。 お互いの顔がわかり、言葉を交わすと、少しずつ関係は変わってくる。 ……結果、お母さんとはメールのやりとりもできるようになったし、子育てについての考えや愚痴なども、機会があれば少しずつ話し合える仲になりつつある、というところ。 まだ、はっきりとどんな人だというのはわからないのだが、冒頭のような特殊事情もあったわけだし、噂ほど突飛な人ではないというのが、いまのところの私の印象である。 子どもの方も、離婚が成立したらしい現在は、やや落ち着きを見せている。 しかし。 先月から、いよいよお母さんが働きに出ることになり、週3回、帰りが午後9時を過ぎるのだという。 私はそれを知らなかったのだが…… ホントに長くなりそうなので、後半へ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 6, 2009 09:36:47 PM
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