カテゴリ:ご近所
↓前記事の続きです。
先週の月曜、たまたま子どもたちの希望で学童クラブを早帰りさせていたところ、久しぶりにピカちゃんの夕方突撃訪問(!)があったのだ。 「今日ママが遅くて、九時過ぎまでひとりなんだけど、それで、今日、よよちゃんと一緒にごはん食べたいんだけど……」 普段威勢のよいピカちゃんにしては珍しく(羞恥心は成長の証でもあろう)、もじもじとつかえつつも主張したのはそんなことで、私は意地悪くも「ごはんはどうするの?」と言ってしまったのだが、聞けば、コンビニで夕食を買うべく、千円を持たされて午後9時までひとりで留守番をしているのだという。 3年生にして! ……もちろん、いつもコンビニ弁当というわけではないだろう。 しかし、手抜きは癖になるし、子どももそれを普通のことととらえるようになるのはあっという間だ。我が家も保育園が遠かった時期、やたらに外食ばかりして癖になった経緯があるのでよくわかる(今でも、帰りが遅いときや平日の病院通いのときは子どもたちにせがまれて外食していることも多いのだが)。汗 ましてや行動力のあるピカちゃんは、そのうち最寄りコンビニではないところまで買い物に行くかもしれないではないか。 そんなふうに先々の想像までしてしまうのは私の悪い癖だしお節介なのかもしれないが、この2年間、辛抱強く関わっていこうと決めて頑張って来ただけに、ここで見捨てるのはあまりにも忍びない。 お母さんと連絡が取れるか、聞いてみる。 仕事中なのでお母さんと話すのは無理だが、おばあちゃんちなら連絡できるという。 (ここで私はお母さんが仕事を始めたことを初めて知った。) それで、おばあちゃんに電話をかけてもらって話をし、その日ピカちゃんは我が家で夕食をとり、お母さんが迎えに来ることになった。 (おばあちゃんちは電車で30分くらいのところで、たまに預けられるようだが、毎日だと行き来にも疲れるし危ないので無理なのだということだった。) ……週1回、という話は、あとでお母さんが来たときにこちらから言い出した。 子どもが来た日は無条件に突撃駆け込み晩ご飯、というのでは私も自信がないし、逆に我が家に用事がない日だけ来い、というのでは子どもを失望させるだけになってしまう。 さらに、お母さんにしてみれば留守番させたいという親子の習慣付けの思惑もあるだろうし、生活時間をすべて把握しあうような関係ものちのち窮屈だ。 週にいちど、互いの生活を垣間見ることは、ともすれば生活に疲れて手を抜きがちな「働く母」同士、プライドと見栄をかけた抑止力になるのではないかと思ったのだ。 事実、翌週の約束の日(昨日だった)は、相手のお母さんはお金を渡すのではなく、手作りの肉じゃがを用意したという。 事前に知らされていなかったので、こちらもハヤシライスを用意してしまったが、残った肉じゃがは今晩のおかずになっているだろう……。 おせっかいは百も承知だが、子どもの顔が明るくなるのを見るとほっとするのだ。 ……何とかうまく行きますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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