カテゴリ:スポーツ
↓前記事の続きです。
午後2時半、早めのチェックインをすませ、走る装備で旅館ロビーに集合する3人。 いよいよ16キロを走り始める…… ふだん、10キロ以上の距離はなかなか練習時間がとれないので、貴重な機会でもある。 気温はピークの28度を過ぎて、徐々に下がり始めるという。 太陽は真上に見えたが、肝心の富士山頂には霧というか雨雲にも似た靄がかかり、残念ながら全貌をあらわしてはいない。 それでも、湿度のせいなのだろうか、体感温度は東京よりずっと過ごしやすい。 「汗が出るまで、ゆっくりペースでいきましょう」 Sさんのかけ声で、まずは雑談を交わしながらのスタート。 湖畔に沿うというよりは、なんとなく車ルートで河口湖大橋をめざす。 すぐに汗が噴き出てきた…… 平日なので遊覧船こそ見えないが、モーターボートやつり船などが、たまに湖を滑っていく。 橋を渡ると、特産フルーツを売る市場があったり、美術館やカフェが並んでいるあたりが、いかにもリゾート地らしい。 ホテルなどはどれも古びたたたずまいで、派手すぎず落ち着きすぎず、静かな印象。 ゆるやかなアップダウンで、湖畔に近づいたり離れたりしつつ、30分を過ぎる。 持参したペットボトルの水を飲み、小休止。 ふとみると、ネットで周辺検索したときに気になっていたパン屋さんを発見! レイク・ベイクという新しい店だったが、湖にめんしたカフェテラスも併設されていて、富士が見えたならベストポジション、という感じのカフェである。 実は私、ケーキはなくても平気だが、パンとドーナツは見過ごせないタイプ。笑 近年特に、こういうハード系のパンとともに飲む、というスタイルがお気に入りなのだ。 雑談もここまで続いていたし、我々の宿もすぐ対岸に見えていたので、ちょっと寄っていいよ、とコーチの許可が出て、ランニング中に「熟成」といちじくのパン、そしてグリッシーニのブラックペッパー味を購入してしまった。爆 しかしこれがあとあと大誤算…… 小さな荷物とはいえ、手に袋を持って走るのはかなり面倒だったのだ。 ↑ あ、ランナーには常識でしたね、はい。 なんとなく、最初に観光地が続いたので、このまま周遊観光という雰囲気でいくのかと油断してしまったのだが、カフェを過ぎ、お花畑を過ぎたあとはだんだん何もなくなってきて、もはや黙って走るしかない雰囲気に変わってきてしまったのだ。 そのうえ、ちょうど対岸と見えた宿だったが、湖の西側は複雑に入り組んでいて、トンネルを抜けたり苔むした松林に入ったり、距離がまるで読めない……汗 ふつうに走って1時間半くらいはかかるはずなのだから、当たり前といえばそうなのだが。 長い…… 12キロを過ぎ、無口になってきた私に気が付いたコーチSさん。 「余力がある方、お先に行ってください」 と言ったのに、絶対に応じてくれない……笑 私が遅れ始めたと見るや、 「ちょっとみんなの走りをみようかなあ」 などと言って後ろに回り、 「おっ、軽いじゃん!」 「手が振れてるね」 「足首いい感じだよ」 など、終始褒め殺し攻撃。 え? そうかしら? 違 まあ、そうまで言われちゃあ休めませんね…… 大変なことになった、とようやく自覚し、パンを右左と持ち替えつつ必死で走っていたところ、一台のバイクが後方から登場! 「お疲れ~」 サングラスにライダージャケットのごつい男が、軽いノリで話しかけるのを不審に思う暇もなく…… 先輩Iさん改め、上司I課長の登場だった!おい そういや、前にもこんなことありましたね……いつもいつも怪しすぎる。笑 しかし、怪しくてもなんでも、ここは神様の登場ではないか! 「Iさんパン持っていってくださ~い。ちょっと食べてもいいから」 と、荷物をライダーに託し、これでやっと両腕が振れる!!嬉 ばりばりばり、 残り10分、Sコーチに笑われつつ瀕死の状態を立て直し、結局ロスタイムをのぞいて1時間40分あまりというペースで16キロを完走することができました♪ (今日ばかりは宴席で課長にビールを注ぎにいきましたよ。笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 19, 2010 03:46:00 PM
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