テーマ:マラソンに挑戦(5688)
カテゴリ:スポーツ
↓前記事の続きです。
今年念願の初完走を果たした、つくばマラソンの全記録です。 さて20キロの折り返し地点を目前にしながら、人の多さと上昇する気温ではやくも消耗してきた私。 ここまでいいペースだったが、ここは一度止まろう! ……これが後々、私にとっては大英断だった。 23キロ地点のトイレに並び、給水・給食(あんパン4分の1)を立ち止まって頂き、入念にストレッチする。 再スタートしたときは、固まりかけていた筋肉が嘘のように、また走れる身体になっていた。 そのまま調子よく、元来た道を戻る。 ……最終ランナー及び回収バスとすれ違う。 トップランナーと自分との距離よりも、回収バスと自分との距離の方が近い。 ひょっとしてまだ遅いのか私? 少しずつあげていく。 ……実はこのとき、タイムはまったく上がらなかったが、先行ランナーを面白いように追い抜くことができていた。 特に女子ランナーには、抜かされることもまずなくなった。 同じペースで走り続ければ、もっと先に行ける! しかし、緊張感を保とうとするとすぐに苦しくなった。 29キロ地点、名物おしるこの給食があったが素通りし、最初の車道に戻ったあたりから、もはや止まってストレッチしても効果がなくなってきた。 やっとの思いで1月に走った30キロを超え、自分として新しいステージに進んだあと、もはやこれまでかと思うほど、腿から膝から足の裏まで、すべてが痛くなってきた。 走る。 止まる。 走る。 止まる。 走る。 止まる。…… そのうち、走っていても止まっているような気がしてきた。 33キロから34キロは、蟻にでもなったような気がしたほど。 ……35キロあたりで、小さな橋があって、上り坂だった。 そこを上っているとまた周囲を追い抜くことができて、やっと自分が走れていることがわかった。 そしてそこを過ぎて誰かが叫んだ…… 「あと5キロだぞ!」 ……それをきいたらなんだか涙が出てきた。 ……走った距離は裏切らない。 5キロはいつもの皇居1周だし。 ラスト1周! 夢中で前に出た。 大学構内に戻り、広大なキャンパス内で第2折り返し地点があった。 もう知人の顔を捜すことはせず……ひたすら自分の前の道だけを見つめた。 長いながい、永遠のような間があって、見覚えのある曲がり角があった。 去年、子どもたちと夫のゴールを待ち続けた、競技場の入口。 残り1キロの看板に書いてあった言葉は、 まっこと、ゴールは遠いぜよ。 だった。 むしろ「日本の夜明けは近いぜよ」と書くべきでは? とダメだしをしているうちに、あれよあれよとトラックをまわり、 ゴール! スタートのロスタイムをさしひいて、 4時間31分台の記録が出ました。嬉 初マラソンにしてベストタイム! どこにも後悔がなくて、正直驚いています。 (来年はこんな記録出ないだろ、って思うくらい。笑) いや~充実。 皆様の応援のおかげです! ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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