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奄美に住んだ日本画家で、田中一村というすごい人がいるのをご存知でしょうか? 奄美の海岸とアダンの木など、南国の植物を描いた作品が80年代にテレビで紹介されて一躍脚光を浴び(画家の没後でした)、日本のゴーギャンなどと呼ばれている人です。 昨年、千葉市美術館で行われた大規模な展覧会に長女と出かけ、2人してすっかりハマりました。 ……大胆かつ斬新な構図と、緻密で繊細な描写のバランスはほとんど奇跡のようで、いつまで眺めていても飽きません。 そんな人の作品を集めた美術館が、奄美にオープンしてはや10年とのこと。 いてもたってもいられなくなって、……この機会に行っちゃいました。(笑) 前夜の焼酎はまったく残らず(酒が上等ならまず残らない)、まだ熟睡中の友人を残してホテルを出る。 鹿児島から始発の奄美行きに乗って、美術館に着いたのはちょうど開館時間だった。 ほんもののアダンやコンロンカ、ビンロウジュの植えられた散歩道があり……カメラマン(夫)を置いてきたことが悔やまれた。(笑) そのあと展示室に入り、すでに何度も千葉の図録を眺めて馴染みになった作品と、貸し切り状態で対峙する。 午前中のほとんどの時間をここで費やした。 すごい贅沢。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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