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6月7日の朝にいきます

6月7日の朝にいきます

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2024年02月02日
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​​​​​​​​​​寝込んでいる時、ふと脳裏に浮かんだ若かりし頃のいろんなシーン。
とくに歌手のマネージャーをやっていた時代を思うと、自然と笑顔になれた。

毎日が本当に楽しかった。
テレビ局やラジオ局に担当の若い女性歌手を連れて行く。それもまあおもしい経験だったが
地方への営業は、前の日から旅行気分でワクワクした。
ま、仕事なのだから、そんな調子では、と、今思うと反省すべき点は多々あるが…(;^ω^)

そもそも乗り物に乗ることが好きだし、初めての土地の景色を見ることは旅気分そのもので喜びだった。
しかも、今はどうだか判らないが、
昔、地方に芸能人が来ると、その町全体が沸き上がるような歓迎ぶりだった。

営業の仕事は、その土地の名士と言われる人達のなんらかのパーティーが多い。
会社の設立何周年とか、個人的なものとしては会長のバースデーとか。
そこに花を添える形で新人歌手がステージを繰り広げる。

若い女の子はそれだけでチヤホヤされ、私も若かったので同じような扱いを受けた。
名所を案内されたり、その町の特産物をいただいたり。

ただ、私の担当ではない歌手に臨時についた際、驚いたことがあった。
彼女は某有名小説家の愛人で、とにかく美人(齢は30くらいだったか)。
ただ、とてつもなく我が儘で、駅に着くなり、道の向こう500mくらいに見えている会場に
「タクシーを呼んでちょうだい」。歩くのは嫌だという。

喫茶室に打ち合わせで入った時、お腹がすいたというので「何か注文を」と接待側が言うと
「私、おうどんが食べたいわ」。
「でも、ここは喫茶室だから、サンドイッチとかスパゲッティしかないわ」と私が諭すと
接待側が慌てて「近所から出前を頼みます」なんてこともあった。

東京なら「売れてもいない歌手が、ふざけるな!」となるが、
地方だと、レコードを出しているというだけで、もう有名人そのものの扱いとなるのだ。

ま、そんな時は帰りの電車内で気まずい空気が流れて嫌ではあったが、
例外は、ごくわずかな回数だった。

あの頃、毎日が楽しかったな。
でも今思うと、私も自分本位で楽しんでいて、担当の歌手の女の子からみたら
マネージャーとしては物足りなかっただろう。

初めて担当した彼女をググってみた。
確か23歳くらいで結婚して引退したので、現在の様子はうかがい知れない。
でも、彼女のレコードは中古品のオークションに何枚か出ていた。
懐かしかった(o^―^o)ニコ
幸せでいてね。







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最終更新日  2024年02月02日 11時00分08秒
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