カテゴリ:フリーランスライター
この冬初めての積雪がありそうだ。
被害がないことを祈りつつ、やっぱりどこかで珍しい雪にワクワクしてしまう。 子ども時代、横浜にも時々大雪が降った。 父が庭に「かまくら」を作ってくれたのは幾つの時だったか。 試験管にカルピスを入れて割り箸を挿し、それを雪に埋めてアイスキャンディーを作ったりもした。 雪を見ると同じように思い出すのは、テレビから「雪のふる町を」が流れると妹が泣いたこと。 🎵雪のふる町を 雪のふる町を 思い出だけが通り過ぎてゆく🎵 デュークエイセスだったか、ボニージャックスだったか、NHKの歌番組で幾度も歌うことがあった。 マイナーなメロディーに、妹は幼児ならではの感性で、絶望感のようなものを感じ取ったのだろうか。 勝気な性格の子だが、感受性も強かったのだろう。 私にとっての雪は・・雪の降る「しんしん」というような音を感じるのが好きだった。 静かに静かに降り積もっていく中を、祖母と手を繋ぎ、木々を見上げながら歩いたことも思い出す。 そして、歌であれば、たくろうさんの「雪」が真っ先に浮かぶ。 🎵雪でした あなたの後を なんとなく ついて行きたかった🎵 次に アダモの「雪が降る」も。 🎵トンブ ラ ネイジュ テュ ヌ ビアンドラ パ🎵 東京や横浜の都会の雪は、交通手段を狂わせる。 小学館の「プチセブン」に書かせていただいていた時、入稿日が大雪の日と重なったことがあった。 どんなことがあっても、締め切りは遅らせられない。 深夜に入稿が完了し、はて、帰宅はどうしよう・・・とようやく帰宅手段がないことに気付いた。 男性は仮眠室のような場所で雑魚寝もできるが、女性はそうもいかない。 私より5つほど年上の女性編集者が、タクシーをようやく一台だけ確保し、 3人の、ライターやイラストレーター等を乗せて、順番に家に送り届けてくれた。 どんな状況でも、若いうちは楽しめる。狭いタクシーの中で若い女性ばかり4人ではしゃいだ。 それぞれの彼氏の話やら、お気に入りの音楽等の話で盛り上がり、運転手さんを呆れさせたっけ。 積もる雪は、都会の人間にとっては、ドラマチックな展開がある。 どうか、被害はなく、美しい景色をつかの間だけでも見られますように・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月27日 09時14分02秒
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