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朝ドラで、主人公の寅子が仕事場への行き返りに「買い物かご」を持っている。
このシーンを見るたびに、子供時代を懐かしく思い出す。 実家で台所片隅のフックには、いつも「買い物かご」がかかっていた。 当時は今のようにスーパーなどはない。 お米や、醤油、料理酒などの調味料は御用聞きが来て注文を取り、配達に来ていた。 そうそう、八百屋さんも若い「小僧さん」が注文を聞きに来ていたな。 豆腐やお揚げは、自転車の後ろだったかに商品を積んで売りに来たし、 魚はどうだっただろう? 御用聞きだったのか? 記憶にない。 ただ肉は駅前商店街まで買いに行っていたようだった。 パン屋さんも、そう。 お使いに行かされたことを覚えている。 あの頃、小さな買い物かご一つで買いに行っても間に合う程しか、 実店舗での買い物はなかったのかもしいれない。 スーパーができ、ひとつの店で色々な種類の食材が買えるようになり、 御用聞きが来なくなったのは、いつから? 小さなラッパを吹き鳴らし「と~ふ~」と豆腐を売りに来なくなったのは、いつから? 気付いたら、身近な色々なものが消えていた。 今、私のバッグには必ずエコバッグが大小2つは入っていて、帰宅途中に 駅傍のいくつもあるスーパーの中から、必要なもの、安くなっているものを選んで買い、持ち帰る。 新聞の折り込みチラシを見て、格安になっている日はスーパーの梯子もする。 買出しだけが目的で、スーパー巡りをすることも週一くらいである。 どうしても家から出られない日や、出たくない日なら、ネットスーパーも使える。 それどころか、なかなか手に入りにくいものさえも、ネットで検索して家まで配送してもらえる。 あの頃を思うと、随分と便利になった。 いつから? そう考えて、思い出せずに、いつの間にか変わっている習慣がある。 それだけ齢を重ねたということなのだろう。 今後、当たり前のようにあるのに、消えていくものは何? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月30日 12時00分11秒
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