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6月7日の朝にいきます

6月7日の朝にいきます

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2024年08月09日
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前回「​​​​スイカを井戸で冷やす」と書いて、思い出したことがある。

子どもの頃、夏は井戸端の洗い場に大きな木製の「たらい」を置き、夕方に行水をした。
塀があるから、外から覗かれる心配はない。
確か・・昼間に井戸水を張ると、夕方には水温がちょうどよくなっていたように記憶する。


そして、夏の入浴からまたまた連想したのが、毎年の夏に行っていた奈良県の母の実家のお風呂。
なんと! 当時ですら都会では滅多に見られないであろう「五右衛門風呂」だったのだ。
五右衛門風呂は窯の底が熱くなるので、大人は下駄を履いて入ったり、
湯舟の上に木の板が浮かべてあって、そこに乗って体を沈めた。

子供は身体が軽いので、板の上に乗っても沈んでいかない。
そのため、大人と一緒に入る必要があった。
親戚の誰と入ったのかは覚えていないが。

横浜の実家のお風呂は、私が10歳くらいまでは薪を燃やして炊いていた。
その後、ガスに切り替えたのを覚えている。
ガス風呂に切り替える工事のため、1日入浴ができず、駅傍にあったお風呂屋さんへ初めて行ったからだ。
多くの知らない人と入浴するのは、母も私たち姉妹も初めてのことで、とても恥ずかしかった。

母の実家の五右衛門風呂は、いつまであったのか・・。
最後に母の実家に行ったのは大阪万博の時だったから、私が高校2年生だったか? 
確かにまだ五右衛門風呂は使っていた。
さすがに、その後ガス風呂に替えたようだが、もう使えないとなると、あのなんとも言えない窯が妙に懐かしい。

夏休み・・夕方の蝉時雨を聴きながらの実家でのたらい行水と、
奈良県へ旅行して毎日入った五右衛門風呂。
もう、とってもとっても遠い日の、そんな想い出もある。





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最終更新日  2024年08月09日 12時00分24秒



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