チョロポンの部屋

　何もすることがない日曜日、暇だな～と思う。買ってきた文庫本を読んでは、家の事をやる。平日は学校で忙しく、土日の午前中は一週間分の買い物と掃除、洗濯に追われ午後は洗濯物を取り込んだり、夕飯の支度。ほんの一時の休息だけど、娘も遊びに行って帰ってこないと、何もやることがなくなってしまう。
　私って、何もないんだな～と本を読みながら思ってしまいます。
考えるとしたら、家族のこと、学校のことだけで他にはなにもない。ただの平凡な主婦。　楽しいことも嬉しい事も今は　ない・・。探す気力もない。

　娘が産まれてきてから色んな事があった。たくさん辛い思いもした。今も娘の事で辛かったりする。少しでも前を向いて歩こうとすると、また違う事で落ち込む事がある。それでも負けずに頑張ろうとして一人でもがくけど、もがけばもがくほど色んな事が混ざり合って出られなくなってる・・。一生懸命笑おうとするけど笑えない。もういなくなってしまいたい、どこか違う世界に行きたいとさえおもう。現実逃避はいけない、ちゃんと前を向いて立ちはだかった壁を登らないといけないのは分かってる。今までもそうしてきたように・・。
今は無理・・。家族の誰を信じたら良いのかさえ分からない。

　家族ってなんだろう？暖かくてどこよりもホッと安心できる場所だと思ってた。
家族とたわいもない話で笑いあったり、時には喧嘩もあってでもやっぱり安心して身体や心を預けていられる場所だと思ってたし、信じてた。
　今の私がいけないのはわかってる。家の中でも暗くなってるから・・。　突っぱねて、壁を作ってしまった私にも原因があると思う。
　何とかしなきゃいけないよね、やっぱり・・。