ぱ～そなるから～コナツイロイロ

似合う色のグループさえ分かればいいというのは大事ですが
それをどう使うか、どういう生地がいいのかデザインがいいのかというのは
その方そのものを知らないとアドバイスできません。
もちろん、ずっと一緒に過ごしてきたような友人ではないので
分からない部分も多いでしょう。
けれども第三者として、初対面ならなおさら、その方から感じるもの
そしていろいろなテストで出てくるものが、大事だと思います。

百歩譲ってそれはなしにしたとしても、
それでもドレイピングだけではダメだと感じます。

簡単に言うと春の色は彩度が高くて明度も高い。
　　　　　　　冬の色は彩度が高くて明度が低い。
　　　　　　　夏の色は彩度が低くて明度は高い。
　　　　　　　秋の色は彩度が低くて明度も低い、となります。

でも、それはあくまで基本で、その方に似合う色の中には
その色を薄くしたり（明度が高くなったり）、
また、夏でも彩度が高い色があったり、春でも彩度の低い色があったりします。

だって・・・春は彩度の高い色が似合いますよ、と言われたところで
全身全ワードローブそれで揃えるわけにはいかないでしょう？
気回しきく、黒やグレーや茶もベージュも必要ですし。
他のシーズンでもそうです。

そして、ドレイピングだけでもだめな理由。

私はここが結構大事だと思っています。
それは、春の色が一番似合うんだけど、少し春の色がその方には強い場合。
あまり多くないパターンですが、ごくたまにいます。
そういう方は、ドレイピングだけ、だと「夏」にされるおそれがあります。
でも、ブルーベースの方ではないわけだから
夏だと顔色が白っぽくなりすぎたり、悪くなったりして。
それでも、「夏」にされてしまうんですね。

秋にされるかもしれませんね。でも、秋だとくすんでみえたり、たるんで見えたり。
でも、秋よりも春の方がよい・・・。

そういうとき、一歩深いパーソナルカラーでは色の調整のアドバイスをします。
調整はしても、色の診断は「春」になります。
そのために、最初にブルーベースかイエローベースか判断するクリームのテストがあるわけです。
また、色見本にも、春の色でも彩度の低い色合いもたくさん用意してあるのです。