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一年がたち、二年生になった。
教養から専門に文科し、アユナと顔を会わせる日も多くなり、 時にしゃべった。 けど、その頃の僕は遊び人だったし、軽かった。 飲みに行き、口説き、適当に寝て、調子のいいことをいい、心配してるふりをして、セックスの知識を増やし、増やした知識を実践し、また繰り返すという毎日。 楽しかった。それは、本当に楽しかった。 その頃のアユナがどうしてたかなんて、ほとんど知らない。 アユナは昼間会う人であり、夜に会う人たちとは完全に別だと思っていたから。 昼間会う人の前では軽い誘いもせず、節度ある人間を演じた。 というより、昼間に溶け込むためには、夜を持ち込めなかった。 精神的な二重生活。 僕はそんな生活をしながら、だんだんと遊び方を覚え、気持ちいいセックスの技術は覚えていく。 同時に、勉強のおもしろさ、難しさを知り、本を読む。 だから、どうしたという事ではない。 だから、つらかったということはない。 あくまで、自然に振舞っていた。 そんな生活が2年生だけでなく、3年生と続いた。 それと同時に、自分の本性を見失う自分がいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月31日 02時14分01秒
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