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カテゴリ:絵画・写真・図解
~ 朝を告げるマゼンタ(水彩画・ぬらし絵) ~ 『絵画的呼吸法』 の8枚目です。 太陽が顔を出す前に、雲がマゼンタ色に染まります。 「天使が日の出を告げる」と言われるものです。 いわゆる朝焼けは、この後に来るもので、空が真っ赤に染まりますね。 マゼンタ(マジェンタ)は、ゲーテによって名付けられた神秘的な色だと言われています。 ゲーテは、ニュートンの色彩学に対抗して、独自に色彩論を展開しました。その方法は、機器を駆使した現代科学的なものではなく、目による自然観察によるものでした。歴史的にはニュートンの色彩学が主流を占め、物理学として確立されました。 しかし、ゲーテの色彩論は、説明の仕方が違うだけで、誤りではありません。ゲーテの色彩論は、ニュートンがあまり重要視しなかった、人間の目の生理現象にも及び、ニュートン色彩学を補完しているところもたくさんあります。 シュタイナーは、30代までは熱心でアカデミックなゲーテ研究者でした。色彩論についてもゲーテを継承し、独自の色彩学へと拡張しています。 ⇒参照 : 『色彩の本質◎色彩の秘密』R・シュタイナー マジェンタは、オーラソーマでは以下のように説明されています。 ⇒参照 : オーラソーマのマジェンタ 現代色彩学では、絵の具の3原色として普通に扱われています。 ⇒参照 : 現代色彩学の説明 ※ なお、この水彩画ではマゼンタの絵の具は使っていません。赤味はカーマインです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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