♪『じんせい』♪
♪『じんせい』♪ じんせいは 矛盾 だらけだから 何にも 考えず 生きていこう 考え 込んで 悩み込んで 自分の 道を 無くしちまう じんせいは 危険 だらけだから あぶなく あぶなく 生きていこう お金ため 家たてて 安心してても 一瞬 先は 闇だから にんげんは 自分 勝手だから ひとりでも しっかりと 生きていこう 期待して 期待され 寄りかかって ふたり共 一緒に 転けちまう にんげんは 愚か者 だから どうにか こうにかでも 生きていこう 賢く 生きようなんて 思っていたら 思ってる 先から 足が出る じんせいは 矛盾 だらけだから 何にも 考えず 生きていこう 考え 込んで 悩み込んで 自分の 道を 無くしちまう Copyright(C) 1976 HOKUSUI-SHA All Rights Reserved.----------------------------------------------------------------------------一つ飛びましたが♪昔の唄♪シリーズの続きです。この唄の出来たての譜面には、(・・・いじけカンカンの唄)と括弧書きがあります(笑)。荒削りの原石のような唄です。唄というよりも、二十歳の頃の攻撃的な心の叫びだったようです。歌には往々にして、反語が含まれていますし、自分のいやな面を開示するような所があります。そして、社会のいやな面をことあげするような所もあります。Beatlesの♪『Hey Judo』♪にこうあります。 ♪ Hey Judo, don't make it bad, Take a sad song and make it be better, ~♪ 「おい、ジュード 悪く考え込むんじゃないぜ 悲しい唄を聴いて そして そこから良くなるようにするのさ~」メッセージソングは、往々にしてネガティブ面を吐露しています。そして、それを晒すことによって、ポジティブへと向かう面が自然と立ち上がります。片方の面だけでは、ドラマティックな展開にならないのでしょう。現状の心情や事実から始まって、それを乗り越えるメッセージが際立つのでしょう。『メリ』と『ハリ』のバランスが人の心を突くのでしょうか。歌い手の視点が、リスナーの心に疑問符を投げかけるのでしょう。お前はどうなんだ!? という余韻が残ります。悲しい歌を聴いて元気になる。前向きの歌を聴いて凹んでしまう。また、悲しい歌を聴いて、より落ち込んでしまう。ポジティブな歌を聴いて、より元気になる。様々なケースがあるものの、いずれも、歌が心に問いかける。後は勝手にやってくれ。しかし、歌がリスナーに働きかける力、それが歌の余韻だと思います。心が動かされる。それが歌の力でしょう。わたしは、メッセージソングに限らず、そんな歌の力を信じています。この唄は、まるで青二才が、常識を笑い飛ばすように出来た反語に充ちた唄です。行き詰ったら、その事実を見つめ、笑い飛ばしてみることも一つの手でしょう。わたしは、この唄で自分の未熟さを笑い飛ばし、暗闇から抜け出た記憶があります。ちなみに、この唄は単純な長調で、叫ぶように唄います。その時点で、人生の裏の一面を、断定的に言い切ったつもりだったのでしょう。常識はずれの所があるかもしれませんが、それをあえて「ことあげ」していたのでしょう。メロディもコードも単純そのものなのですが、好きな唄です。わたしは何故かこの歌を唄うと、妙に気分がすっきりします。言葉を放り投げて、唄い放った後が気持ちよいのだと思います。この仲秋の候、嵐が日本列島を駆け抜けました。まずは、激しい風雨の洗礼、次いで、月光の優しい反射光の洗礼。最後に、秋の日本晴れの太陽の直射光と強風の洗礼。それはまるで、水と風と光とによる浄化のプロセスでした。東京は、6日⇒7日⇒8日の3日間でした。全国各地で時差がありましたね?皆さんの場所ではどうでしたか?明日はのどかな秋晴れの一日になりそうです。3連休、これでリフレッシュの締めくくりですかな?日本列島のお洗濯でした。今日も長々と、とりとめもなくお喋り。ここまで読んでいただいて、心から感謝いたします♪連休、最後の一日を楽しくお過ごしください。 ~ 月から降り注いだ虹の光 ~