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テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:カテゴリ未分類
アタシが作業療法に行っている病院は通院先とは別。 でも、入院患者さんと一緒に手工芸をしている。 先日、作業療法に行っていて衝撃を受けた。 『Iくんね、自殺しちゃったんだよ』 え・・・。 友達が会った時には 『オレ通院もしていないし、薬も飲んでない。治ったからいらない』 友達が最後に会ったのは、病院内でのこと。 ムリにでも、先生に合わせれば良かったと 彼女は深くため息をついた。 あの時、あの時、強引に診察を受けさせれば良かったと・・・。 その時に彼女は言った。 入院が一緒だったから、ちょっと好きになってたんだよね。 好きだったのにな・・・。 素直に彼女は自分の気持ちを表現する。 アタシとは違う。 そんな彼女がいるも羨ましかった。 アタシは以外と人見知りする方。
閉鎖病棟に3ヶ月も同じメンバーといれば、 好きになる事もあるんだろうな。 アタシは、それどころじゃなかったけど・・・。 救急車を乗り継いで、高速道路を走らせて着いた先。 目が開いた時、窓に格子があって、ポータブルトイレがあって 点滴が外れて痛かった。 翌朝、起きたけど、歩けなかった。 歩けないから、車椅子でホールの食堂に行った。 いったいどこなの? いつ帰れるの。 アタシどこに連れてこられちゃったの・・・。 だったもん。 その後は、退院したくない!と先生と日々けんか。 気に入らない事があると、プラスチック製のコップを投げた。
ある朝、救急車が病棟に来た。 入院患者さんのおじいちゃん、容態悪化で転院。 おじいちゃん、生きて帰ってくるよねと大声で泣いた。
そんな中、お散歩許可がおりて、一緒にお散歩仲間ができた。 退院してからも、メールを時々する。 みんな生きているだろうか? 首をつったが、枝が折れた。 どうしたら死ねるのか。 包丁持ってこい。 そんなやり取りもあった。
戦友を失った。
Iくんは、性同一性障害だった。 今度は彼の性別が彼の思う性別であるように祈っている。
素直な彼女の淡い恋心。 ちょっとうらやましく思えた。
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Last updated
February 5, 2010 07:28:47 PM
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