母が父に明日は、◯◯が来るね。
楽しみだね。
と、言うと父は楽しみだよ。
と、言ったあとに、
先生に一年しか持たないとか、言われたのか？
と、母に聞いた。
母は、言われてないけど、お父さん長生きしてね。
色々と話しながら泣けてきた。
父は母に今、いっぱい泣いておけ。
と、二人して泣いたそうだ。
母が電話の向こうで泣いている。
こんなになってすまなかったな。
父は、母にあやまる。
何も悪くないのに。
辛いけど、がんばろう。
非常勤になろうかな。
仕事辞めようかな。
母ひとりじゃ、がんばれないよね。
病気が憎いけど、なってしまったものはどうしようもない。
余命の期限は、あと一日。
何とか両親が一緒にいられる日が一日でも続きますように。
