映画「 墨 攻 」、墨家(ぼくか)、墨子の思想、十論、
「 紀元前450年頃(孔子死後30年ほど)、墨子は魯に学団を創設する。大国による侵略と併合により周王朝の封建体制が破壊される事態を食い止め、諸国家が領土を保全し合いながら、平和に共存する周初の体制を再建するためだった。墨子の十論とは 兼愛 非攻 自分を愛するように他人を愛す、他国への侵略と併合は人類への犯罪であり 加害者である大国は 中止すべきである 天志 明鬼天帝は侵略と併合を禁止し、鬼神は善人に味方して犯罪者を処罰するとし 兼愛 非攻を補強し、 尚賢 尚同能力主義で人材を登用し、指導者に従って価値基準を統一せよと 国内秩序の維持を説き、 節用 節葬贅沢を止めて 無駄な経費の節約のよる国家財政の強化を説き 非楽 非命音楽に溺れず勤労と節約に励み、宿命論を信ぜず勤勉に労働し国富の増産を説いた。」 (映画 「墨攻」パンフ要約) 戦わずして守る 罪なき市民のために 報復でなく 攻めずに守り抜く 防衛での戦い 外壁を守る 守城のプロ集団 映画では 「10万の敵に たった1人で挑む」 戦わずして勝つ でなく、 攻撃は最大の防御 でなく 「戦わずして 守る」が 印象的でした。 小説 漫画の映画化 墨攻。 戦国時代 現在も変わらない、経済戦争の最中、 2400年前の戦争で「非攻」があったのが いい。 憲法9条は 非攻です あらためて 思う 非攻、 戦争は 悲惨 報復 終わり無き戦争へと向かわせる、 勝った後が どうなるか 勝っても どうなるか、 そもそも 勝ったのか、 攻守一如とは なにか、 考えさせる映画です。 戦国時代 諸子百家 墨家と儒家は 二大勢力 その後 墨家は秦の時代に絶滅、儒家は 漢の時代に国教化される と聞く。史実は ほとんど不明らしい・・・ なお、 墨守とは かたく守ること。 守り通すこと。 攻める・勝つ が叫ばれる現在、 守城の手腕が見所。