[妻から見た日本]の記事一覧 | 国際結婚　ア・ラ・カルト

私、キレイ？（口裂け女風）

自分で言うのも、かなり恥ずかしゅうございますが･･･私の勤めていた会社の部署は「美人が多い」で有名でございました。私が流したデマではなく、あくまでも、私が耳にした噂でございます。しかも、全員美人！って言うのではなく、「多い」ってだけなので、そこに私が含まれているのかどうかは、未だに謎です。(きれい！って言えと強要している訳ではございません！）思い出してみると・・・確かに美人が多い。お化粧が上手･･･って言い方もあるかしら？暇な時間にお化粧の話題で盛り上がる事もあったし。私もお化粧が好き♪元々、美術のクラスとか大好きだったので、どちらかと言うと化粧と言うより、私の場合、工作、顔の構築に近いかも。あ、芸術と言った方が良いかな。あっ！！！この界隈の買い物とか、マンション内の移動はスッピンでいることが多いので、ご近所さんは、声でお化粧している私を判断していたりして･････？！大阪には、私のお化粧の師匠(?)がいます。私の大好きなお友達です。彼女の綺麗なお顔を見ながら、いつもウットリ。ゴージャスなんです。輝いているんです。それでもって、お料理も上手で、面倒見も良くて。妊婦中も、いつも彼女の家に入り浸っては食費を払った方が良いんじゃないか！？って位、ご馳走になりました。これが、また美味しい。こんな日本人妻を持って、だんな様の、あなた、幸せ者ですね！奥さんに足向けて眠れませんよっ？！でも、フードプロセッサーとフードプロフェッサー(食べ物教授）を言い間違える、お茶目な人です。そんな彼女は、フランスの化粧品会社、ゲ●ン(Guerlai●)のエステサロンにいた為、お化粧の事、肌の事、相談すると的確な答えが返ってきます。流石、プロ！今度、ゴージャスメイク大会(何故、大会？）をしようね！と言って随分と時間が経ってしまいました。今年こそ、どうぞ宜しくお願いします。地味な私をゴージャスにしてぇぇぇぇ～～！余談ですが、20代の頃、フィージー人の客室乗務員と遊ぶことが多かったんです。ある晩、ガールズナイトをしようよ！って彼女達のホテルから電話が掛かってきました。その時、やっぱりメーク大会が始まり･･･。彼女達は肌が綺麗な苦チョコレート色。だからお化粧の色や、ブラシに取る量だって半端じゃありません。それをモンブランケーキ色(?)の私に同じ事をするのでオテモヤン状態。アイシャドーだって原色だぞ！そこに、たまたま、他のクルーの部屋に遊びに来ていた、飲み友達に目撃され、調子に乗った奴は「こんなメンバーで会うの、久しぶりだから皆で写真、撮ろうぜ～！」絶対に、意図的な発言！・・・悲劇でした(涙）でも、開き直って、そのままの顔で、夜の街に繰り出しました。部屋にあった花を、南国風に耳に飾っちゃタリしてさ、カナリ、怪しかったよ。仮装だよ、仮装！と自分に言い聞かせてね。あの顔で、警察に職務質問されなかったのはかなり奇跡かも。でも、意外と楽しかったりしてね。フフフ♪

戦略商法・・・？！

私はテレビっ娘。（たまには、娘でも良いでしょ！？）息子達にはテレビやビデオを見る時間を制限しているくせに、子供達が寝てしまうと、直ぐにスイッチオン！そうすると、面白い番組が沢山。何が一番面白いって、TVショッピング程、笑えるものは無い。ボン、キュッ、パッ！の超スタイルの良いお姉さんと、お腹の筋肉が蛇腹（？）に割れてるお兄さんがステップの上でエクササイズ。ホントに、こんな体になるのかな？！なんて半信半疑で（少しでも信じるなって？）食い入るように見ているとナレーションが一言「今、アメリカで爆発的人気！」日本人、行列が出来る店とアメリカで人気って言葉には弱い。あと、セレブ御用達ね。今度は台所用洗剤。オレンジの成分が原料で、6本位セットになってる。見たことも無い様な油汚れが、見る見るうちに落ちて行く。凄～～い！これならお掃除楽チンじゃん！欲しいなあ～でも、6700円もするの？！そこでも言っていた「今、アメリカで大好評！売り切れゴメン！」丁度、翌日、コスコに行ったら同じ品物が売られていた。え、2本で800円？値段もさる事ながら、結局、誘惑に負けて買ってしまった。800円だし･･･と強引に自分に言い聞かせて。（日本製の洗剤には絶対こんな値段払わない！）早速、翌日、使ってみた。･･･　全然、落ちないじゃん　･･･次はお風呂上りのお姉さん、頭にタオルを巻いて･･･でも、上手く巻けなくてタオルが落ちちゃう！そこで登場するのが、人間工学に基づいてデザインされた超吸収力素材のタオル。帽子みたいに被って、余ったタオル先を、頭のてっぺんのゴムの輪っかにひっかけて、ほら、電話をしていても落ちません！料理をしたって、崩れません！ってやってる。アメリカ人は、ターバンみたいにタオル巻いてチキンを焼くのか？！しかも、超吸水性を自慢するだけあって、タオルを取ると、あら、不思議！まるでドライヤーをかけた様な、綺麗なウェーブ。モデルも、まるでどっかのシャンプーの宣伝みたいに、にこやかに長い髪と頭を振る。で、最後はやっぱりあの魔法の言葉「アメリカで大人気！お子様でも安心してお使い頂けます」しかも、2本セット4800円を、本日、ご購入の方には、色違いで、更にもう2本お付けします！ほら、単価がこんなにお安くなります！！･･･　本当の単価はもっと安いでしょ？･･･更に「今から10分以内にお電話いただいた方には、もう1本追加！」･･･だから、一体、何本くれるの？･･･その他、ジューサー、宝石、衣類（大体、購入するのは筋肉がGの力にに勝てないオバサン達だけど、モデルは20代で、何を着ても似合うスタイル抜群さん）化粧品、食品･･･探したらきりが無い。アメリカで大人気、大人気って言うから、ホントにアメリカに行った時に探してみた。使っている人なんて全然いないし、ブームが去った様子も無い。アメリカ人に聞いても何それ？って言われる事が多い。アメリカで大人気･･･これを聞いて買っちゃう人いるんだろな。でも、一番分からないのは、ラジオショッピング。関西中心に流れてるFM　COCO●O。ここで、よくダイヤモンドの指輪を売っている。「ほら、この輝き、分かります？ホント、眩しい！」･･･　見えないから分からないっっ！(怒）･･･「あ、電話が殺到しています！ご希望のあなたは、10分以内にお電話を！」･･･　怪しい！騙されるな！　･･･指輪を見ずに買う人って、一体どんな人なんだろう？でも、一番騙されやすいのは、やっぱり同じくFM コ●ロのKiwis in Kansai！ニュージーランド人が（NZの話題を中心に）送る番組に、実はオージーが混ざっている事かもしれない･･･。お後が宜しい様で･･･え、宜しくない？！

ああ、勘違い(恥）！

高校生の頃、ロータリークラブの奨学金を得て、オーストラリアはタスマニア州、ホバートの高校に通っていた。当時、「タスマニア」は日本人に知られていなくて多くの人がアフリカに行くと勘違いしていたみたい。真顔で「ね、どうしてタンザニアに行くの？」って聞かれた事も･･･。そんな私、現地のYear11（高校2年生）に編入。日常の英会話だって怪しいのに(日本語も怪しいって？）授業について行くのは大変。タスマニアの多くの高校は100科目位ある中から、自分に合ったもの、やりたいものを5～6科目程選ぶ。レベルも１～３と分かれてて、まるで日本の大学並。ホストファーザーが科目選びを手伝ってくれた。心理学、地理、数学、美術...あまり英語を必要としないものばかり？！と思ったのか、彼はある科目は絶対に譲らなかった。それは・・・シェークスピア！びっくりした。この科目は私の中では除外科目だったから。「シェークスピアなんて、ロミオとジュリエットのサビしか知らない。日常会話も不自由してるのに、無理、無理、無理！」と駄々をこねていると、教育熱心な彼は「人間、努力しないで得たものほど無意味な事は無いよ。折角、この学校で勉強するチャンスを得たのだから、それを逃すなんて、そんな勿体無い事しちゃいけない！」ってね。単純な私は、まあ、何とかなるか～なんて辞書を片手にシェークスピアの授業へ･･･。授業？分かる訳ない。大体、日本語が不自由な留学生がいきなり古典や漢文の授業とって、「いとおかし」とか「国破山河有」（だっけ？）なんてやってるようなもんだ！Come Hither(Come here)って何よ？！Thus??? なんて、頭の中はチンプンかんぷん。日本語⇔英語⇔古典英語がぐるぐる、ぐるぐる。結局、ホストファーザーの許しを得て、このクラスを止めた。もっと、英語が上達したら再挑戦するって言う条件付で。そしたら、帰国後、大学に入って皮肉にもシェークスピアを取る事になった。楽だった部分もあるけど、こんな事ならもっと続けておくべきだったなあ。ホストファーザーの言葉が蘇る･･･。で、前置きが長いけど、気が付いたら日常の会話は普通にしてるし、授業でも辞書を使う回数が極端に減っていた。でも、勘違いは多々・・・。ある日、熱を出して掛かり付けの医者に行った。注射をすることになった。彼女は分かりやすいと言うか、普段使う言葉でShotしましょうね～って英語で言った。でも、熱で朦朧としている私...注射、injectionか～なんて頭の中で考えていた。そして、出てしまった言葉が「Erection（勃起）するのね！？」私、欲求不満だったんだろうか！？ホストマザーは苦笑い、医者は大笑い。「注射でErectしちゃう人は少ないと思うよ」 -----　は・ず・か・し・い　------- ある日、同じファミリーと夕食に出かけた。ホバートにあるカジノで、上は展望レストラン。東京のニューオータニみたいにぐるぐる回る。この回転するレストラン、Revolving(回転）レストラン。ママに「週末は、Konnieの誕生日だから家族で行きましょう」私「あの、Revolting(胸がムカムカする）レストラン？！わーい、嬉しいぃ～～～」ママ（ちょっと引きつって）「確かに、回るからムカムカするかもしれないけど、Konnieが言いたいのはRevolvingの事よね？！」 ---- また、やっちまった！！！　----- まだ渡豪して間もない頃、イースターがあった。意味も分からず卵を拾ったり、うさぎ型のマシュマロを貰ったり･･･。チョコレートも沢山貰ったので、冷蔵庫にしまっておいた。同い年のホストブラザーの分も。彼にチョコレートの場所を聞かれ、大声で「in the refugees!(難民の中！」私はin the fridge　（冷蔵庫の口語）と言っているつもりだった。refridgerator⇔refugees...似てる？ ----- あちゃ～　------ 夫も来日当初、色々やってるらしい。まだ私と知り合うずっと前の20代前半の頃。男友達と飲んでて、彼女が毎朝起こしてくれるんだ～って自慢をしようとしたら、間違えて「彼女がさ～、毎朝、俺を犯してくれるだよ～～」と言ってしまい、男達は羨ましがった（？）とか･･･きっと変態カップルを想像していたんだと思います。ちなみに、その彼女とは私の事ではありません。彼のオージーの友人は、満員電車で痴漢に逢い、大声で激怒。でも、彼女が言ってしまった言葉は「ちょっと、皆さん、この人、みかん！みかんです！おっさん、やらしいね！みかん！みかん！」...　みかん？　...こんな両親から生まれてきた我が家の長男。現在2歳。物凄い勢いで日本語や英語を吸収していて驚く反面、柔軟性に満ちた脳が羨ましい。彼は、♪これ位の、お弁当箱に･･･♪の歌が好き。でも、最後の「筋の通った蕗～！」ってところを何故だか「寿司の方が好き♪」と勘違い。血は争えませんな。関係ないけれど、私の大好きな大阪の友人の一人はフードプロセッサーの事をフードプロフェッサー（食べ物教授？）と言ってしまうらしい。その度にオージーの旦那さんにからかわれているらしいが、何度も聞いている内に私も洗脳されて、フードプロ・・・と言う前に考えてしまう今日この頃･･･。チャン、チャン。

改姓・・・

結婚後、夫の名字に変更した。元々、日本人と結婚したとしても、夫婦別姓推進派だった私は戸惑いだらけ。私は、今までずっとKonnieちゃんだったのよ…改姓なんて私は誰？今までの私は何？ってパニック状態。自己チューなことを言えば、そんなに夫婦同姓がよければ夫君、あなたが私の姓を名乗ったら？日本で生活するならその方が便利よ…なんて。夫の名字、同姓の人達は全部、遠い親戚かも…って位珍しい。（と言うか、多分、そう…）私の名前は五万といる平々凡々な名字。バトルの末(?)、結局、夫の名前を名乗る事にした。将来、子供が生まれて、両親の名前が別姓だと混乱するでしょうし、日本には戸籍って言う問題があるので、子供たちは滞在する国によって、日本名、英語名を使い分けないといけない。親のエゴでそんな事させる権利は我々には無いぞ！ってね。それに、夫婦同姓の方が、これから人生を共にして行く上でお互いにパートナーとしての絆も更に深まるかな…と。その為の結婚だしね。ちなみに、外国人は戸籍に入れないので、私が戸籍の筆頭者であり、書面上の世帯主。夫は備考欄に「どこの国籍の誰それ…」みたいな簡単な記載のみ。これって、かなり人種差別？外国人は、外国人登録（外録）があって、そこで世帯主って事になってるので、我が家には2人の世帯主がいるのです。（それを逆手にとって、会社からダブルで世帯主手当てを貰っていました…ハハハ。でも、嘘じゃないもんね）婚姻届には、普通の婚姻届と共に、外国人の姓を名乗るから許してね～みたいな書類にサインさせられた。複雑な心境…。銀行に行けば、外国人の名前を高らかに呼ばれ、周りの人から何故か注目。見れば、コテコテの日本人。心なしかガックリしている人もいたりして…。ゴメンね～、薄口の顔で～(笑）パスポートはヘボン式記載は無理なので、別紙に私の名前の綴りはこれで～す！この綴りでパスポート作ってね☆みたいな書類を書かされる。でも、特別室にご招待されるので、待ち時間がゼロ。他の人が並んで待ってる所、私達親子の申請はいつも15分位で終る。並んでる皆さん、ゴメンね。でも、ラッキー！よく、国籍を聞かれる。「アメリカ人と結婚したから、Konnieちゃんも、今はアメリカ人？」いえ、違います。アメリカ人でも、2重国籍でもなく、ただの日本人です。戸籍もあります。除籍（？）除国籍（？）しない限り、ずっと日本人ですし、私はニッポンジン！と胸を張って言いたいので、国籍を変える予定もありません～。余談ですが、最近の日本、チョット歯車がずれてきている感じ。テレビで、虐待やら殺人やら、悲しいニュースを聞かない日はありません。それも、何故か、私が住んでるご近所の話題が多い。も、も、もしかして、ここ治安悪いの？どちらにしても、自信持って「私は、ニッポンジン！」って言い続けられる様、日々、精進する次第です。

関西、よもやま話・・・

私達、関西のO府に越してきて、早3年。生まれも育ちも関東の私、はっきり言ってカルチャーショックの嵐。何がショックって、初めて●丹空港に降り立った時、背丈が私の腰位までしかないチビ達までバリバリの関西弁。（当たり前か…）電化製品を買いに行って、知らずに表示価格で買おうとしたら、店の人に「お客さん、値引きするから、交渉しましょうよ。」って店員自ら、値引きを公言され…。でも、交渉ベタな私、戸惑ってると隣ではまるで吉本新喜劇？ってノリで遣り合ってる。すごい！無料漫才だ～～！車を運転すれば、「はなわ」が歌ってる通り、♪O府で生まれた人は～、信号の意味を～、知らない～青は進め～、黄色は進め～、赤は注意して進め～♪を地で行ってて、黄色で止まったら後ろからクラクションを鳴らされて通り越されました。まだ関東のプレートだから、周りの皆さんが警戒してよけてくれます。だからって、自分の信号が青になっても直ぐに進んじゃいけません！絶対に赤信号で突っ走ってくる車がいるからね。最近は、ウチがギリギリかな？！って思って赤信号を通り過ぎると、後ろから5台位ついて来るから、それが可笑しくて、ついバックミラーを確認しちゃう。関東に帰ると黄色で止まってる車を見て、何てマナーが良いのだろう！と感心したのも束の間、最近では「何止まってねん！まだ黄色やんか～！時間の無駄遣いするなっ、ボケッ～！」と思ってしまう…。順応性の良い私。でも、お好み焼き定食とか言って、ご飯とお味噌汁がついてくるのは、未だに理解できないッ！炭水化物バリバリやん！まあ、関東で言うラーメンライスみたいなもんかなあ？何が可笑しいって、やっぱりオバちゃん達。関東のオバちゃんとはパワーが違う。きっと、人種のるつぼ、NYにO府のオバちゃん達を放し飼い(?)にしても、絶対に関西弁が響き渡って、直ぐに見つけられると確信してます。子供を抱っこしてると、「あら、可愛いわ～」ってまるで自分の孫の様に当たり前に抱っこ。（勿論、全然知らない人）で、全然知らない通りすがりの人達に「ほら～、この子、メチャ可愛いやろ～」って見せびらかす。親としては、可愛いって言ってくれるのは嬉しいけど、微妙な心境(笑）スーパーに行って、何を買おうか迷ってると、すかさずおばちゃんが寄って来て「XXXの店ののＯＯＯはメッチャ安くて、ホンマ、ビックリしたわ～」って独り言。勿論、私に教える為なんだけど、直接言う訳でもなく、あくまでも独り言。「あんた、これ、炊く(煮る）の？だったら、XXXのお肉屋の肉が安いから、買うてきたら？」とアドバイスされた事もあったなあ。初めは知らない人に、こんな事言うなんて、怖い！って思ったけど、(まあ、私が遭遇したのは強烈なタイプ…なのかも）皆、善意でやってくれると言うか、そういうDNAがインプットされてるのかな。でも、慣れてきたら、すっかりオバちゃんファン！私にはない、何かを持ってるけど、でも＝＝私はオバちゃんになりたくないなあ？！とにかく最初は戸惑いばかりだったけど、素敵な友達も恵まれ初めての関西生活は楽しくて仕方が無い！あの、夏の気候がなければ、ずっと住んでも良いかも。ところで、「はなわ」のＯ府って歌のリンクです。お暇だったら覗いてみてね。笑うか、ひくか、どっちかです。