テーマ:小学生ママの日記(28633)
カテゴリ:絵本・本
最近伝記漫画にはまっていて読んでいる。
漫画日本の歴史と同じで、いろんなところから伝記漫画シリーズが出ているよね。 どれを読もうか迷うけど、うちの図書館、たぶん図書館はどこもこういう並びだと思うけど、出版社別のシリーズごとに並んでいなくて、人物名のアイウエオ順に並んでいるんだよね、だからシリーズで通して読むていうのがやりにくい。シリーズごとに並べてあったらなあ。そうすればシリーズごとの特徴がわかりやすいのにって思う。 この集英社のシリーズは昔からあるので、見覚えがある人も多いと思う。 もう古臭い時代をかんじさせる絵で、今の子にはうけないかもだけど、私は見慣れた絵柄なので安心し読んでられるのでわりと好き。 ただこのシリーズ、表紙がイマイチなんだよね、 最近発刊のものと並べられると、正直だいぶ見劣りする。画風が古いっていうのもあるけど、それに加えて彩色や装丁も古臭くって時代遅れ感プンプン。 けど、このシリーズ、中の絵は表紙よりずっといいんだよね。ジャケ絵だけみると絵下手そうにみるけど、中の絵はそうでもなく、なかなかよろしい。漫画文法も達者で読みやすいし。表紙で損してもったいない。中の絵はもっと上手いよ。 このシリーズは新しいものも続刊されている。 学習漫画世界伝記NEXTというシリーズ。 発刊が新しいので上のに比べると絵はぐーんと現代に近づいた。 でも逆に表紙は今風になったんだけど、中の絵は漫画としての画力がイマイチだったり、漫画文法がもう一つだったりするものあったりするんだよね。表紙絵はよくてもね、逆に中が表紙ほどは上手くなくて素人っぽい匂いがするものもある。 このシリーズは装丁が少女小説全集みたいお洒落だし、女性をたくさんとり扱っていて目新しい人物もいろいろいたりする。旧来のものに比べて人物の内面にスポットをあてている分、超人っぽさというか偉人っぽさがへっっちゃって普通の悩める子になっちゃっていて逆に物足りなくも思ったりもする。一般的には内面がキチンと描かれていてそこがいいと評価されるんだろうけど。 梅子はもっと父ちゃんの話や背景が欲しかったな。背景についてもっと書いてあればなあ。 ハワードカーターは絵が薄い。山岸凉子のハワードカーターを100倍希釈した感じ。 八重は漫画としておもしろかった。淡々とした絵だけど楽しめた。 逆にヘプバーンはなんというか漫画として普通過ぎ。ヘプバーンの人生を知るにはいいけど。 それに対して、最初にあげた古いほうのシリーズは内面にふれずその人物の生まれてから死ぬまでの一生が書かれるので、安っぽいモノローグ満載同人漫画みたいなのりとは異なり、古典の風格があるのが、魅力の一つかなと思った。 絵をみただけでどっちのシリーズかすぐにわかるよね。 高瀬直子さんという人の作画は激情的でドラマチックでTHE昔の少女漫画でおもしろい。 昔の少女漫画絵。懐かしい。 二宮金次郎のハードな人生が昔ながらの絵柄で再現されておもしろかった。これぞ学習漫画って絵で安心。 伝記漫画おもしろいよね。新旧いろいろ読み比べたい。 角川のシリーズは表紙が気合入っていて格好いい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.15 09:24:29
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