カテゴリ:知育ドリル・ワーク
長女(アラサー)が小学生のとき辞書に付箋を貼る学習法がはやりました。 心底くだらないと思いました。 辞書に付箋貼ったら、本が傷むし、形状が歪んで引きにくくなるし、箱に入らないから収納しにくいし、付箋だらけでどこにどの語の付箋がはってあるかわからず付箋本来の意味を果たしていないし、ましてや全頁に付箋貼るなどせっかく紙を軽量化してある辞書に対してのに愚行であるし、分厚くなって操作性落ちるし、全てにおいて愚行の極みであると思っていました。 長女は物を自分で考えることをしない子なので「付箋をはると頭が良くなるんだよ。○○ちゃん(賢い成績優秀者)はいっぱい貼ってある」と言いましたが、私が「辞書が痛むから駄目、引きにくくなるから駄目、そんなものは辞書をひかない人間がやるもの、真に辞書を引く人間はそんなことなぞしない」の一言で禁止させました。 「時間と付箋がもったいない。貼って読んだ気になるだけだらから」 と伝えておきました。 長女は物を考えない子なので私が禁止だというという通りにする子でした。 今でもあれはくだらないと思います。 あれは、学校という場でみんなで競わせて子供の競争心を煽って、辞書を引く習慣をつくるという、餌付けみたいなものだと思っています。 別に付箋はらんでも、辞書を引く⇒辞書を読む、それを習慣化すれば、それだけで済むだけの話ではないかと。 でも学校だと、当然引かない子もいるので、そういう子にも引かせるための手段なのでしょう。 付箋って目に見えるのでどんどん膨らむ辞書は子供にとって満足感を得るのにちょうどいいです。字引に興味を持たない子にぴったりです。 だから辞書引き習慣をつけるため学校で取り入れるのは有益でしょう。 付箋の数で競って付箋はって満足で終わりそうな面もあるけど、学校という場で導入部に取り入れて、辞書を引くのは楽しいんだよみんなたくさん引くんだよと教える点では意味があると思います。 でも、家でそれやる必要はないよね。 だって要は辞書引く習慣がつくられればいいだからさ。 そして真に辞書引く子にとっては付箋なんて邪魔以外の何物でもないのだからさ。 だってさ、シャアアアアーッってページしごけないじゃん。あのページのしごき易さがスピードに直結するに決まっているじゃん。ガッゴンガッコンしたら滑らかにしごけないだろ。 だから付箋はらずに小まめに引いてよく読めばいい、そうやって長女をしつけました。 そんなわけで、長女のときは付箋学習法には全面的に反対だったのです。 そして月日は流れ20年。 次女が辞書デビューする時がきました。(小2) 使っているのはベネッセのチャレンジ小学国語辞典。こちらの古いタイプです。 そして、このテキストを辞書引きの練習用に用意しました。 「はじめて」という文字にひかれてなにも考えないでずいぶん前に用意しておいたのですが。 中身は、ハイ付箋学習法でした。 あああ、失敗した!忘れていた!そうだそういうのあったけ。ってかまだあったのかコレ、まだこんなことみんなやっていたのぉ。 ちょっ「引いたページには忘れず付箋をはろうね」って書いてあるんだけど。 いやああそんなの貼らないでぇええ。 でもNちゃん本の通りに、付箋貼りだしました。よろこんで貼っています、とても嬉しそう。 ああやっぱり付箋は辞書を引く景気づけに役に立つんでしょうか。導入部ではそれなりに意味があるのかもしれないです。これは現場で生まれた学習法なんでしょう。やっぱり付箋って意味あるのかもしれないなあ。 とちょっと見識を改めようとしたけど、ほどなくして、 「付箋あると見づらいねえ。付箋はるの時間かかるし。あと箱に入らないけどどうすればいいの?」 と言い出しました。 そしてもうしばらくすると 「付箋書くの時間かかって面倒。ママ付箋に文字書いといて」 と言い出した。 やっぱりNちゃんわかっているな。フフフ。 そしてさらに日が経つと 「付箋もうなしでいい?付箋あると邪魔だし、たくさんはってもそんなに貼ってあったら見ないし」 といいだした。 ほらね。やはりNちゃんは出来る子。 私が、「邪魔なら取ってもいいよ」 というと、 「そうする、だって箱に入らないし」 と取ることに賛同した。そして、付箋をはがしだした。付箋剥がすときに、紙が破れそうになるので慎重に丁寧にはがした。時間がかかった。 Nちゃん「付箋はると辞書破れそうになるね」 と言っていた。 やっぱりNちゃんは出来る子! 付箋の必要性に疑問を抱き自ら考えた。 そして貼ることの無意味さに気づき自ら貼るのを終了させた。 やっぱりNちゃん出来るわ。 そんなわけで付箋学習法は1週間もせずに終了。 ワークも薄いのですぐに終わりました。 一通り引き方を覚えるのによかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.06 17:45:10
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