安政の大地震が伝えるもの
数年前から業務上 地域の災害時の 救援マップ作成のためお年寄りの皆さんや役員の方々と,その地域の過去の災害の発生場所確認やどこに安全に避難するべきかを地図上に描きながら地域の皆さんとの話し合いを続けてきた。 この中で、グーグルが作成している「グーグル アース」を宇宙視野からだんだんと日本に着陸するような感覚で日本の上を降り立っていくと太平洋側に深く刻まれた北米プレートと太平洋プレートの不気味な溝ユーラシアプレートと相模トラフの突き当たる東京、中国側から逆方向で日本を眺めると日本 北朝鮮 中国 ロシアを結ぶ海底隆起は不気味な感じがする。千島海溝と日本海溝、の深い溝 南海トラフとユーラシアプレートの延長上には静岡 長野を貫通して新潟佐渡と能登半島の中心あたりから奥尻えと続く。能登半島の地震も奥尻の地震も長野の栄村もグーグルアースの上空から眺めると 大きな地球の小さな部分的誘発状況にあってもおかしくないように素人には思えてしまう。 我が町に伝わる竜神伝説は丁度、京畿大地震(1662寛文2年江戸前期)の時に起きた大きな地すべりによってくぼみができ、そこにあった諏訪神社を飲み込み今では 池の奥深くに神社の石段の階段と白骨化した一本の木が 池の中に存在する。この近くからは当時の岩場に押しつぶされた白骨化した江戸時代の人間の骨が出てくることがあった。標高1000メートルの山の桜が標高300メートルの集落に押し流されて、今にその桜の伝説が伝わっている場所もある。 この深い海溝のどこかに力のしわ寄せがかかって地球が体の体裁を整えるために身震いをすれば地球全体のしわが 動きだし、 日本列島にはそのすべてのしわの反動が伝わってくる。 地域の災害マップの話のたびにここ数年前から気象庁の地震発生マップを拾い出してはチェックをするとわが町を結ぶ御嶽山から浅間山 直線 富士山の三角形は日本の背骨だがあちこちのしわが動くたびに背骨も何かを感じているような 地震の発生がありますからお互いに災害時にはどうしたらいいか助け合いましょうなどと話してきた状況から、今回の東北大震災に福島原発の爆発はいったい自分たちは何をするべきかとりあえずは、一番危険な原発と日本のしわ地形そして不気味な海溝活動がやがて地球規模の「計算上の単位直近」では まだまだ 収まらないと思わざるを得ない。 江戸時代の安政の大地震は巨大地震が数年間に及んでいて9年間に及ぶ実に2981回の記録がある。 このような経過をたどる延長上になぜか原発問題には生命の危険を感じざるを得ない。 私につながるというより 私にもつながる人類にもあなたにつながる人類にも もしかしたら この恐怖はつきまとう。子供たちにも 精子にも 卵子にも 細胞にも 細胞を作る DNAにもすべての人間の構成要素に 深くかかわるものが 目に見えずいつの間にか 細胞奥深く むしばんでいく 放射線 いつから三人に一人が癌になって死んでいく世の中になったのかそのどこかに放射能が関係しないのかそのすべての日本の位置は 台湾の位置は ぱっくりと大きな口をあけて日本を飲み込みそうだ。