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カテゴリ:テレビ・映画・ビデオ・観劇
朝ドラの「虎に翼」を毎日興味深く見ている。
内容も興味深いのだが、オープニングの主題歌とその動画がとても好きだ。 好きというよりも、毎朝その動画に胸がジーンとしてくる。 今、改めて歌詞を確認してみた。 どこから春が巡り来るのか 知らず知らず大人になった 見上げた先には燕が飛んでいた 気のない顔で もしもわたしに翼があれば 願う度に悲しみに暮れた さよなら100年先でまた会いましょう 心配しないで いつの間にか 花が落ちた 誰かがわたしに嘘をついた 土砂降りでも構わず飛んでいく その力が欲しかった 誰かと恋に落ちて また砕けて やがて離れ離れ 口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く 瞬け羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ 100年先も憶えてるかな 知らねえけれど さよーならまたいつか! (後略) 歌詞もメロディーも好きだけど、私がもっと気になるのは動画の方だ。 様々な女性たちの姿が流れるのだが、そこに出会った人たちの姿が重なってくる。 私は戦後生まれだから、戦中や終戦直後のことは知らないのだが、 その当時生き抜いた女性たちとは沢山出会っている。 時代の波に巻き込まれ、翻弄され、それでも生きるために必死で毎日を乗り越えた人たち。 もちろん男性たちも同様であったとは思うが、今よりもっと弱い立場だった女性たちの苦労と涙を思う。 飲み込まれて命尽きた人もいるだろうが、何とか子ども達や家族のために生き抜いた人が沢山いる。 私は、そのような表舞台に出ることのない人たちの努力と辛抱が日本を支えてきたと思っている。 今日の「虎に翼」では、民法改正審議会での保守的な神保と旧来の家族制度に異を唱える穂高のやりとりが興味深かった。 これは、今も続く保守的な家族観と男女平等の理念による家族観とのぶつかり合いではないか。 まったく、日本の男性中心主義は根深い。 同時に、そのような価値観と闘い続けてきた人たちのことも思う。 少なくても、時代は敗戦前に逆行しているとは考えたくない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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日本の家族制度と天皇制がつながっていることをご存知ですか。
日本の男性中心主義は根深いの極みが、男系男子の皇統継続ですね。 正妻の子は5~6人というのも、この間の議論で知りました。 (2024年06月06日 13時25分27秒)
maki5417さんへ
>日本の家族制度と天皇制がつながっていることをご存知ですか。 >日本の男性中心主義は根深いの極みが、男系男子の皇統継続ですね。 その通りですが、問題はそれだけではないでしょう。 (2024年06月06日 15時22分55秒) |
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