義務教育で日本文化を必修に!
3月28日の日記「 小学生の英語必修に思う」 では、多くの人が同じような思いをしていることがわかって、心強かった。しかし、かといって「小学校での英語必修化」は止められないのだろうとも思う。そうなってしまうのであれば、反対者の意見も十分に考慮した上で、小学生とその子ども達の将来にとって、最善の必修英語にしてほしい。それでも私は、やっぱり思う。この政策は、日本や子ども達の将来のことを考えたら、ピントがずれてると。国際社会で活躍する日本人を本気で育てようと思うなら、日本文化を必修にしてほしい。書道、華道、茶道、剣道、柔道、日本舞踊、琴・三味線・和太鼓・尺八などの和楽器、古典芸能のイロハ、そうそうソロバンや折紙など、生活に実用的なものだってある。まだまだあるぞ 和歌や俳句、川柳、連歌など、国語の隅っこにチラリとしか登場していないのではないか?そういえば、最近は「日本の昔話」や「童謡」を知らない母親達が増えているとか。全部を必修にするのは無理があるから、その地域の状況に応じて、「選択必修」にしたらよい。もちろん教えるのは、地元で教室などを開いている、その道の先生達だ。そこで興味を持った子ども達は、可能であればさらに学んだら良いのだ。外国からの留学生達は、みんなこれらのどれかを学びたいと言う。女の子なら、「日本舞踊や華道」、男の子なら「書道や剣道」に興味があるらしい。なのに、肝心の日本人は、それらのいくつを習得しているだろうか。かくいう私だって、上記の中で子どもの頃にちょっと学んだのは、「書道とソロバン」だけ。(一応、塾に行きました)華道も茶道も、ちょっとだけ触れた程度だ。(それも、大人になってから)こうやって書きながら、多少でもこれらを学校教育の場で触れない日本は、かなりマズイのではないかと思えてきた。「あなたは、日本文化の何をマスターしてますか?」と問われて、答えに窮するようでは情けないのではないか?外国に行って、自信をもって日本を紹介できるようでなくては、尊敬も信頼もされないような気がする。折角日本には、様々な日本の文化があるのに、全部趣味の領域に追いやられているような気がしてきた。かくいう私は、せめて「日本語」をもっと自在に使いこなせるようになりたい。