元上海駐在員の　変な日記 NEO

トイレの神様ことshanghai-kです！

とある日、
トイレで衝撃的な事件が起こった。

前の日に水分をとらず、ピザをたらふく食べたせいだろうか、
頑固おやじもびっくりするぐらい、
カッチカッチのう○こがでてきた。

そして、何だかよくわからないが、
やわらかい場所が切れて大量の血が出てきた。
切り裂くような痛烈な痛みを感じる。。。
そりゃそうだ。実際に切り裂かれている。

次の日もまた出血し、
切り裂くような痛烈な痛みを感じる。。。

切れ痔によって未だかつてない不幸を味わっている旨を
嫁に報告すると、嫁はげらげら笑っていた。
ありえない。
鬼だ。下衆の極みだ。地獄の鬼すら反吐吐く所業だ。

長年の友である肛門から見捨てられ、
唯一の理解者である嫁からも見捨てられ、
不幸のどん底に突き落とされた気がした。

迫りくる便意に対する不安、恐怖感、
信愛なるものからの裏切りによる孤独感は、
筆舌に尽くしがたい程の苦しみだ。


ふと思った。
幸せって何だろう？
なんて事を考えてみた。

一般的な価値観だと、
お金をたくさん持っていれば幸せだ。
まぁお金があれば、
高額な医療が受けられ寿命が延びだろうし、
あらゆる欲望を満たす選択肢が増えてきっと、幸せなのだろう。
が、知人のお金持ちの人を見ても、それ程幸せそうには見えない。
お金があることが本当に幸せなのだろうか？

少欲知足で、
欲を少なくして、足るを知り、必要以上に欲張らず、 現状を素直に受け入れられれば、
お金や物があろうがなかろうが幸せかもしれない。
が、そんなものが本当に幸せなのだろうか？

そもそも、幸せなんてものがこの世に存在するのだろうか？

人は誰でもいずれ死ぬ。
生まれてくる事こそが不幸の始まりだ。
人生なんて次第に重くなっていく棺桶をかついで
ひたすら歩き続けるようなものだ。

美味しいものを食べたり、
綺麗な景色を見に行ったり、
結婚して新婚生活を味わったり、
して幸せを感じたとしても、
ほんのつかの間の快楽にすぎない。
永遠の愛を誓って結婚したとしても、
３年もすれば、離婚の危機を迎える。

幸せなんてほんの一時的な現象にすぎない。。

わかりにくく例えると、
お腹が減る(苦)→美味しいものを食べる(幸)→食べ過ぎる(苦)
→胃薬を飲む(幸)→お腹が減る(苦)
→食べ過ぎて肥満になり成人病になる(苦)
→ダイエット、治療し病気が治る(幸)
というように
幸せと苦しみが繰り返される。
単なる一時的な状態に過ぎずいずれ消え去る。

外界からの刺激により各種の脳内物質が発生し、
それを受けて、「快」「不快」を一定時間感じているだけだ。
幸せなる状態を思い描いているが、
それは幻想で実体なんてどこにもない。。。

わかりにくく言い換えると、
幸せなんてものもないが、
不幸だの苦しみなんてものもどこにもない。。。

わかりにくくまとめると、
物事は移り変わり、形あるものはいずれ滅びる。
幸せなんて状態がいつまでも続くことはない。
あらゆる事象は、原因によって発生し、
その関連性によって結果として一時的に生じているだけだ。

というようなあらゆるものを形作っている
大きな法則のようなものによって
ただ、自分が存在しているだけなのだ。
というようなことを理解し、実感することこそが、

本当の「幸せ」なのだと思う。。。



というような事を、
これから迫りくる決戦の前に、トイレの中で漠然と考えている。


大河ドラマ風に例えると、
城壁へ押し寄せる反乱軍の知らせを受け、
反乱軍に対抗すべく本陣で構えている。
刻々と迫りくる勝てる見込みのない反乱軍に対し、
なすすべもなく、ただただ来る決戦への恐怖に恐れおののき、
現実逃避していた。

そして、ついに
反乱軍が城壁へたどり着き、
城壁をこじ開け・・・

と思いきや、
痩せこけ、武器も持たないひ弱な兵隊達ばかりで、
何一つ被害を被る事はなかった。

わかりやすく書くと、
肛門から軟らかいう○こがするっと出てきて、
全く痛くないし、血も出てこない。。。
3日たったら、いつの間にかに切れ痔が治っていた。。。


切れ痔が治って未だかつてない幸せを味わっている旨を
嫁に報告すると、嫁はげらげら笑っていた。
かわいい。
なんて素敵な笑顔なのだろうか。
一緒に喜びを分かちあえるなんてうれしい。
頭の中では「第九 歓喜の歌」が流れ、
筆舌に尽くしがたい程の多幸感だ。


幸せって何だろう？

きっと、

適度な
やわらかいう○こ
が出ることこそが最大の幸せだ。。。