☆蘇州号で日本に帰国した Part2
日本で謝謝と思わず言ってしまいそうになる 偽中国人です!蘇州号という船で二泊三日かけて日本に帰国した。面白そうなので、船で上海-日本を移動してみたいと思っていた。無職の今がチャンスだ!というわけで、https://www.shanghai-ferry.co.jp/ 上海フェリー株式会社なるWebページにアクセスして乗船予約を行う。貴賓室やら特別室やらの2人部屋や4人部屋などがあったが、満室だったため、2等室Bとやらを予約した。というより元々一番安いキャビンタイプを予約する予定だった。2等室B 片道RMB1,450 で、部屋数1 定員40名とか書かれている。すげー面白そう。黄浦江のテレビ塔の向かいの北側のフェリー乗り場から午前9時に幾ばくかの不安と大いなる期待を胸に乗船する。乗船する前に免税店があったので、子連れの日本人男性とお話しながら一緒にタバコを購入するそして、やたらとだだっ広い部屋2等室Bとやらに入ると、先ほど出会った子連れ男性の息子さんが手招きし、自分を隣の場所へと誘う。「去るもの追わず、来るもの拒む」がモットーの引きこもりな恥ずかしがりやさんの自分だが、とりあえず、となりの席を陣取る。聞くところによると、その方は今回で6回目の乗船だそうだ。こう見えて、昔から犬と子供には好かれる性格なので、すぐに子供と打ち解け、出航前にデッキに行って一緒に写真を撮る。※ちなみに、女性と上司には全く好かれない。 ってうるせ-。余計なお世話だ!船室はこんな感じで、大広間に早いもの勝ちで好き勝手に場所を確保する。ほとんどが中国人かと思っていたが、後でわかったら、他にも3人ほど日本人がいたようだ。。。周りは海ばかりで何にもすることがないので、仕方がなく本でも読んでいた。何てことを前回の記事で恥的なくせに知的ぶって書いてしまったが、ずっと本を読んでいるのもつまらないので、となりの子供と、「ドラえもん」やら「妖怪ウォッチ」やらを見ていた。※妖怪ウォッチとやらを噂には聞いていて、こんな感じかと思っていたら全く違っていたのでびっくり!そんなこんなで7歳ぐらい?の子供と更に仲良くなり、「妖怪ウォッチ」とやらを教えてもらったり、ゲラゲラポーの歌 を振りつきで一緒に歌ったり、その辺にいるおっさん達を、あの人は「はげ妖怪」とかお母さんは「怒りんぼ妖怪」とか、耳元でこそこそ話し合っていた。ふと気づいた。何故子供と動物に好かれるかというと、頭の中身が同じレベルなのだろう。。。※お父さんは若干呆れた顔で二人を眺めていた。というわけで、7歳の他人の子供と一緒に関門海峡をバックに変顔写真を撮ったり、カンチョウ合戦やくすぐり合戦をしながら、楽しんでいた。と言いつつも、子供と遊んでいるだけではなく、となりの日本人男性と仕事の事やら、奥さん(お互い中国人)のことやら、子育ての事やら、仕事のことやらひたすらお話していた。食堂で一緒に食事したり、喫煙したりもしていた。他の乗客を見てみると、スーツを着た普通のサラリーマンぽい人は誰もおらず、バックパッカーっぽい欧米人や、何をしているかよくわからなそうなおっさんや、日本と中国を行き来して、自営でビジネスしている中国人おっさんや小金を持ってそうな上海人旅行者達が多かった。Time is Money 常盤金成(65歳自営業)まぁ飛行機で2時間半で移動できるところを、船で二泊三日かける人達なんて、僕が言うのも何なのだが、変わっている人達だなぁなんて思っていた。そして、周囲とだんだん打ち解けていき、周りの中国人達とも会話するようになり、自分でビジネスをしている人や、日本で働いている人達と色々なことを話し、様々な経験をしている、ちょっと変わった人達の話は非常に面白かった。色々な気づきを得た。。。「この船に乗っているような人はみな変わり者だ!」なんて片言の日本語で言っている中国人がいたが、アンタが一番変わり者だ なんて思っていた。。。※自分が言うのも全く説得力がないが、一番面白かったのが、周りに中国人達を集めて、選挙演説か、教祖様の布教活動のごとく、中国語でひたすら話しているおっさんがいた。何を話しているか聞いてみたら、ストリップに行った体験談やら、風俗に行き、幾らいくらでどんな体験をしたとか、何々のビデオの女優がとか、エロ話だった。。。まぁどこの国もおっさんの考えることは同じだ。。。すげー面白かったので、自分も混じって、ある事ない事一緒に消灯時間まで話していた。教祖様みたいな小太りの営業マンのおっさんは、みなから、「エロ先生」とか呼ばれていた。。。というような訳で、二泊三日の船旅は、貴重な体験談を聞いたり、色々な出会いやらがあり、非常に楽しかった。となりにいた日本人とはWeChatのアドレス交換をして、写真を交換したり、アップした記事にコメントしあったりして、今も連絡を取り合っている。。。飛行機では味わえない、人と人との交流なんかがあり、色々とゆっくり考えたり、自分をゆっくり振り返ったり、といった時間がたっぷりとある船の旅最高だった。。。「無職」というと、マイナスなイメージを思い浮かべるが、金がないが、時間はある。「無職」という無色な現状を楽しんでしまえばよい!どんな状況であろうが、その現状を楽しんでしまえばよい!全てありのままに受け入れて楽しんでしまえばよいのでは。。。こんな貴重が経験ができたことを一生忘れないだろうと思う。が、自分にとっては過去や未来なんてどうでもいい。今が楽しければそれでいい。とりあえず、少ない脳みその記憶を振り絞ってブログなんかを書いてみた。。。