金魚の散歩♪

テレビで　ドッキリプロポーズの番組がやっていた。
ワインを見せてもらいながら　お勧めのワインを手に取ると　ラベルに
「結婚してください」と書かれていたとか
車持ち上げのゲームに参加して　カップルで　車を持ち上げるが　持ち上げれない。
司会者が「トランクに　荷物が入っているので　下ろしてもいいですよ。」と言うので
女性が　トランクを広げると　「結婚してください」と書かれた紙が広がり　一緒に入っていた風船が　飛び交い、周りの観客が　拍手して祝ってくれる。
女性は、大泣き。
この車の方は、かなり　嬉しいだろうと思った。
まあ、プロポーズだから　どちらも嬉しいか？

それを　夕食食べながら　観ていたら　レート君が　私を呼んだ。
「ねえ、ママ。ママア。ちょっと、ちょっと。」
私が　顔を近づけると「あのねえ。内緒だよ。内緒。あのねえ。内緒だからね。」
と『内緒』を連発。
そんなに「内緒」で　いったい、何を　言うのかしらと思ったら
「あのねえ。パパと…　パパと結婚しているんだよね？」と言う。
ん？
ママの事だよね？ママが　パパと結婚してしたのかって訊いている？
私は、レート君の耳に　近づいて　こっそりと「そうだよ。」と言うと
レート君は、にっこり笑って「やっぱりな。」と言った。
えっ…、そ、そう？そうなの？「やっぱり」ですか？
へえええ～。
なんか　パパとママは、結婚しているって　思ったんだね。
言われてみれば、レート君くらいの子が　「結婚」について　どれくらい分かっているのか？
「『結婚』って何？」と訊かれても　一言では、説明し辛いよね。
一緒に暮らすようになる事？
永遠の愛を誓う事？
家族になる事？
レート君が　「結婚」の事を　どのように思っているのか分からないけど
レート君は、「パパとママは、結婚している」と分かったのね。

私が「レート君は、誰と　結婚するんだろうね。」とぼそりと言うと
レート君は、「それは、あの人でしょ。」と言う。
ええっ！
「あの人」って誰？
保育園の子？従妹のイチゴちゃんとかリンゴちゃん？
「あの人って　誰？」と訊くと「それは、あの人だよ。あ・の・ひ・と。」と言いながら…
チョコちゃんを　指差していたああああああ！！！
「あの人」って　チョ、チョコちゃん？
「えっ！？レート君、チョコちゃんと結婚するの？」と再び訊くと
「んん…、そうかなあ～。でもなあ…　ＤＳばっかりしていても　困るしなあ～。」などと言う。
「えっ？何？ＤＳばかりしていると　ダメなの？結婚できないの？」
「大人になってもＤＳばかりしていたら　ダメでしょう？」
いや、大人になったら　さすがのチョコちゃんもＤＳばかりしないでしょう。
ん？そんな問題じゃない？
「ＤＳばかりしていると　チョコちゃんとは、結婚できないの？」
私が　突っ込んで　繰り返し訊くと
「恥ずかしいから　教えない。」とか　なんか違う事を返事をしてくるので
再び　レート君から「チョコちゃんと結婚する」と言う言葉は、聞かしてもらえなかった。
でも、チョコちゃんと言っていたのは、間違いないでしょう。
へええ～。
一緒に暮らしている人だから　そう思うのかなあ？
やはり、一番好きだから　そう思うのかなあ？（ママは、パパと結婚しているしね。）

なんか　よく分からないけど　おもしろかった。


これを　後々、旦那さんに　話すと
彼は、「パパとママが結婚しているんだよね」と訊いた事に　「そういう理解しているんだなあ～。」と感心していた。
「世界観が　広がっていいんじゃない。」とも。
そして「チョコちゃんと結婚する」と言っていた事を　訊くと
「ちゃんと言っておいたか？」と言う。
つまり　「姉弟では、結婚できない」という事なんだけど　私は、別に　訂正してない。
「べつにいいじゃん。まだ、小さいんだから。」
まだまだ　「チョコちゃんと結婚する」と思っていればいいんじゃないのっと思っていた。
すると「ダメだろう！ちゃんと言っておかないと！」と旦那さんは、言う。
そんな、そのまま信じて大人になる事なんて　ないんだから、いいじゃん。
「違うだろう。それで　世界観が　変わってくる。」と言う。
まだまだいいじゃん、そこまで　世界観広げなくても。
「姉のチョコちゃんと結婚は、出来ないので　結婚相手は、別の女の子で　捜す」としなくても
今は、まだ「大好きなお姉ちゃんと結婚する」と思っていればいいんじゃないの。
私は、そう思うので　訂正は、しない。

いつまで　そんな事　言っているかなあ～？