あなたは生き残れますか? - 水の世紀 -
「石油の世紀」の20世紀に対し、21世紀は「水の世紀」。20世紀は、世界が石油の利権を求めて争いました。21世紀は、世界的な水不足から、水を求める争いが始まります。降水量が多い日本ですが、島国で河川が短く、利用できる水資源は限られています。その結果、水の自給率は高くありません。世界の水不足の原因は、爆発的な人口増加と乾燥化。そして、公害による河川の汚染が原因です。2025年には、世界で40億人が水不足に苦しむことになります。特に深刻なのは、人口増加が顕著な中国。現在でも国民一人当たりの水資源は、日本の6割程度しかありません。しかし、日本の他人事ではありません。日本は「農作物」に含まれる水を輸入する、水輸入国。日本の水自給率は、60%。4割の水を輸入しています。降水量が多い日本。その雨水を確実に利用する工夫が、必要となるでしょう。そして、食料自給率の向上も必要になります。石油はなくても、我慢する術はあります。しかし、水はなくては生きていけません。10年以内に始まる、世界的な水資源争奪戦。わたしたちは、生き残ることができるでしょうか。「国民一人あたりの年間水資源量(単位:立方メートル/年/人)」 ・カナダ: 89,082 ・インドネシア: 12,400 ・アメリカ: 10,075 ・オーストラリア: 9,331 ・タイ: 6,462 ・日本: 3,320 ・イギリス: 2,429 ・中国: 2,130 ・韓国: 1,451 ・サウジアラビア: 99【日本水産】 「世界の水資源」