足元がすべります - 尾張横須賀まつり2 -
愛知県の尾張横須賀まつりの続きです。4輌の山車が出る尾張横須賀まつり。しかし横須賀には、もう1輌、山車があります。公通組2輌の山車を隔年で交互に使うため、山車が1輌休んでいます。休止中の山車は水引幕などを付けていないので、構造がよくわかります。名古屋型の山車は、写真の様な格子組。大きさの割に軽量化されています。コロ(車輪)が台輪の外にあるのも特徴で、格子でコロが囲われています。山車を担ぎ上げて回転する「どんてん」後は、足元が紙吹雪だらけ。写真は広い場所でのどんてんですが、それでも紙吹雪で地面が覆われます。紙吹雪で担ぎ手の足が滑るため、後半の組は足元の紙吹雪を掃除してどんてんします。道の側溝のグレーチングは、紙吹雪が入らないように段ボール紙で蓋されています。今年の尾張横須賀まつりでは、トラブルもありました。大どんてんの最中に、観客の男性が倒れて5~6人に担ぎ上げられて運ばれて行きました。転倒したのか、熱中症かはわかりませんが、おまつりに熱中しすぎたようです。また大どんてんでは、1つの町がどんてんに失敗しました。回転中に担ぎ手が力尽き、山車を回せなくなりました。何度も持ち上げようとしていましたが、どんてんは完全に失敗。重量5~6トンの山車は、担ぎ手の呼吸が乱れると担ぎ上げはできません。10月は、愛知では毎週お祭があります。まだこれからもお祭りのレポートができるでしょう。今週はブログの更新が止まっていました。私が移動の連続で不在だったためです。さて、今夜から明日は、各地で台風の影響が出そうです。みなさん、十分にお気をつけて。