お急ぎください - 伊賀越資料館 -
にほんブログ村 急ぎお伝えしたいことがあります。三重県伊賀市の伊賀越資料館に行きました。この資料館では、江戸時代の仇討「鍵屋の辻」の資料を展示しています。鍵谷の辻は、荒木又右衛門と渡辺数馬が、仇の河合又五郎を討ち取った事件です。建物自体が文化財と言える資料館ですが、階段や屋根の傷みが気になります。入館料200円、内部の写真撮影も可です。資料館の管理人は、女性ひとり。街の上野市駅でイベントがあった翌2月23日(土)午後の晴天の日の訪問。観光客が多いはずですが、資料館には私ひとり。観光の中心地から数百メートルですが、踏切を渡るために観光客の足が遠のくのでしょうか。資料館の裏の扉を開けると、洗首の池を見ることができます。この池で河合又五郎の首を洗い、池は血で真っ赤に染まったと伝わります。しかし、池に水がありません。最近、池の底に穴が開き、水が抜けてしまったそうです。池を見た後、扉を閉めようとしましたが、建具が歪んで閉まりません。そこで管理人さんを呼んで、意外な話を聞きました。この資料館は、今年の3月末で閉館するそうです。建物の老朽化、特に屋根の老朽化が致命的で、修理する予算がないとのこと。伊賀市は観光地でもありますが、整備されているのはだんじり祭りの通り周辺。それ以外の通りの文化財には、老朽化が目立ちます。閉館前に見てもらってよかったと、管理の女性は言ってくださいました。これから収蔵物がどうなるかは、決まっていないそうです。私は資料館を出て、隣の神社へ。その後、資料館を振り返ると、誰もいない資料館から管理の女性が出てくるのが見えました。寂しそうなその姿に、思わず写真を撮りました。【伊賀市観光】 伊賀越資料館 ※2019年3月末で閉館です。急ぎご覧ください。「楽天商品」 にほんブログ村