荒波から守られて - かきがら神社 -
にほんブログ村 かきがら神社は、鎌倉・長谷寺の境内にあります。絵馬のかきがらには願い事。日本語以外も多く、海外の方にも願掛けの風習が知られているようです。奈良と鎌倉の長谷寺には、ともに大きな十一面観音の木造仏があります。奈良・長谷寺の十一面観音像は高さ10メートル強。国宝・重要文化財指定の木造彫刻で最大です。一方、鎌倉・長谷寺の十一面観音像は高さ9メートル強。やはり最大級の木造彫刻です。この奈良と鎌倉の十一面観音像は姉妹仏だったと伝わります。同じ仏師によって彫られた、2体の観音像。1体は奈良・長谷寺へ、もう1体は「良縁の地へ」と海に流されました。海に流された観音像は、三浦半島の長井の浜に流れ着きました。観音像は仮屋ヶ崎に祀られ、後に鎌倉・長谷寺に移されました。浜に流れ着いた時、観音像はかきがらに守られていたと伝わります。それが由来となり、かきがらがこの境内に祀られています。奈良と鎌倉に別れた十一面観音像。かきがらがつなぐ数奇な運命に、心惹かれる伝説でした。*****「楽天商品 牡蠣の”おいっす!たーくん”」< ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村