温暖化防止には二酸化炭素削減?
にほんブログ村 よく知られたことですが、世間では誤解もあるようなのでお話します。二酸化炭素CO2削減で温暖化防止。一般によく言われることです。しかしこれには誤解もあります。温暖化抑制には、「CO2だけを削減」すれば良いわけではありません。地球温暖化への影響度を示す「地球温暖化係数(GWP)」があります。CO2の温暖化係数を”1”とし、係数が大きいほど地球温暖化に悪影響があります。地球温暖化係数は下記のとおりです。 二酸化炭素CO2: 係数 1 メタンガス : 25 酸化窒素 NOx : 310 フロンガス : 数千〜10,000メタンガスは都市ガスなどに、NOxは自動車の排ガスなどに含まれます。エアコンや冷蔵庫などで使われるフロンガスは、多くが代替フロンに替えられています。しかし代替フロンでも、地球温暖化係数は数千の値があります。人類が放出するメタンガス、NOx、フロンガスは総量も少なくありません。そのため、これらはCO2より遥かに強く、地球温暖化に影響します。CO2だけを削減すれば良いのではありません。CO2排出量は「産業が地球に与える影響の指標」でしかありません。CO2は悪の”下っ端”、悪の”ボス”は他にいます。地球温暖化対策。公知の事実にも関わらず、なぜか誤解されていると感じています。【 栗蒸羊羹 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村