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テーマ:愛犬との今日の出来事(3744)
カテゴリ:***** 生物 *****
11年前に書いた日記を書き直しました。
当時、ブログ運営側で募集された「ペットにつけたい花の名前」というテーマで書いた記事です。 11年が経ちましたが、彼ら彼女らを巡る環境は、大きく変わったとは言えません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 忠実な、いぬのきみに、つけるその名前は「ホップ」。 ホップ、その花言葉は、きみの「信じるこころ」にふさわしい。 もうひとつの花言葉、「希望」はきみのために。 しかし、いま、希望のない「捨て犬」がふえている。 捨て犬達の声が、きみには聴こえるだろうか。 *** いつものさんぽの、つもりだった。 でも、しらない山に、ひとり残された。 すてられたはずはない、みとめたくない。 でも、ひとりでは、生きられない。 やがて、なかまができた。 群れることでしか、生きられない。 ある日、たべものをもとめて、まちにでた。 そこにあらわれた、こわいひと。 なぜか、こわいと、すぐわかった。 「にげて!」 ちからのかぎり、そうさけんだ。 でも、なかまの彼女が、うごけない。 やせ衰えた、そのからだは、恐怖にすくんでうごけない。 こわいひとに、彼女はつれていかれてしまった。 おかあさんのように、やさしかった、彼女はもういない。 「さつしょぶん」 そういうことばを、そのとき、きいた。 ひとは、こわい。 だから、たべものはなくても、やまにもどった。 でも・・・。 おなかがすいて、もううごけない。 けがしたあしが、うんでいたい。 きっともう、ながくは生きられない。 おなかがすいた。いたい。 それよりも、さびしい。 ごめんなさい。 あのいたずらを、おこっているの? わからない、どうしてなのか。 あなたとずっと、いっしょにいたかった。 ただそれだけが、わたしの願いだったのに。 *** ごめん、きみ。 きみの名は、やはり、スターチスにしよう。 その名を呼ぶたび、その花言葉で、きみに誓おう。 スターチス。 ぼくはきみに約束する、「永遠に変わらないこころ」を。 (画像出典: パブリックドメインQ) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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