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カテゴリ:コンクリート像
この東昌寺の道徳観音様には、苦難の歴史があります。
かつて、名古屋市南区には、道徳観音山がありました。 道徳観音山は、1932年にこの地に築かれた人工の山。 道徳観音山には、高さ10mの滝やプールもありました。 そして山の内部には、スケートリンクもありました。 その南にあったのが、道徳公園でした。 山頂には高さ6mの観音様、山の中腹には小さな観音様が複数ありました。 いずれもコンクリート製です。 「道徳観音山」 (画像出典; http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/2137533.html) 1964年、山頂の観音様は観音山とともに撤去されました。 中腹の小さな観音様は、1体のみが近くの寺院で保存されました。 その観音様が、東昌寺の道徳観音様です。 観音様の作者は、聚楽園の大仏などの作者、後藤鍬五郎。 道徳観音山の跡地の大半は、今は住宅地に変わりました。 ただひとり残された観音様は、どの様な想いでこの地をご覧になられていることでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 【 名古屋のお土産なら、なごやん 】 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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