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カテゴリ:コンクリート像
岡山県岡山市の最上稲荷山 妙教寺の仁王像の背面。
そにも福崎日精の白狐像が2体あります。 白狐「阿」 金色の仁王像に対して、白狐は銀色です。 白狐「吽」 台座には「奉献 株式会社 寿屋 鳥井信治郎」とあります。 鳥井信治郎氏は、サントリーの創業者。 株式会社 寿屋は、サントリーの旧社名。 最上稲荷はサントリーの地元にはありません。 それでも信心深い鳥井信治郎氏は、白狐を 奉献されたようです。 鳥井信治郎氏は1879年生まれ。 福崎日精氏は1905年生まれ。 仁王像と白狐像が仁王門再建の1958年とすれば、鳥井氏は79歳、福崎氏は53歳。 円熟の期にあった福崎氏に、鳥井氏は信仰心の具現化を託しました。 仁王門再建の4年後、鳥井氏は他界しました。 そして作品を残した福崎氏は、仁王門再建の8年後、61歳で他界しました。 神社仏閣の境内を見回せば、様々な人の生き様の一端を伺うことができます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 【 狐 法被 】 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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