|
テーマ:海水魚との生活(2911)
カテゴリ:***** 生物 *****
にほんブログ村 啓蟄が過ぎ、虫たちが冬眠から覚める季節となった。 虫たちに限らず、多くの生物が冬眠から目覚める日は近い。 寒さに凍え、飢えに苦しむ冬を嫌い、冬眠する生物は多い。 しかし、生物の中には夏眠る、つまり夏眠をするものもいる。 たとえば、魚。 イカナゴは暑さを避けて、夏眠する。 イカナゴは冷所を好む、寒冷地の魚。 本州近海のイカナゴは、夏の数ヶ月は砂に潜って眠る。 イカナゴの稚魚は、小女子(コウナゴ)。 人の食材としても親しい。 イカナゴは、海の食物連鎖の底辺を支える魚。 群れを成すイカナゴは、海の豊かさの象徴。 しかし、今、日本近海のイカナゴが激減している。 瀬戸内海では海砂の採取で、夏眠のための砂を奪われ、イカナゴは激減した。 他の地域でも乱獲により、イカナゴは激減した。 海水温の上昇も、イカナゴの減少に拍車をかける。 愛知県や三重県では少なすぎる生息数から、何年も禁漁が続いている。 日本近海のイカナゴは、これからも減り続けるだろう。 人が海砂を奪い、環境を狂わせ、無数の命を奪うから。 海の食物連鎖の底辺を支えるイカナゴが、日本近海から消える時、 日本の海はどうなるのだろう。 (データ元: https://ieben.net/) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 【 壺屋焼 】 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[***** 生物 *****] カテゴリの最新記事
|