|
カテゴリ:高見彰七
にほんブログ村 福田神明社の神馬。 このコンクリート像には謎があります。 この神馬には、2つの年号が刻まれています。 まず、神馬の下には、昭和31年3月と表記があります。 高見彰七と思われる作家銘と並ぶ位置です。 ところが基台の後部にも、年号と作家銘があります。 「奉納者 / 山本丈太郎 / 六十一才記念 / 昭和五年六月」 「奉納 / 人工 / 早川〇吉」 こちらは昭和5年と、戦前の年号です。 どうしてでしょうか? ここからは、私の推測です。 まず、基台が昭和5年に作られたのでしょう。 この時点では、別の神馬が基台に載せられていたと思います。 この際の神馬は、一般的な金属製だったと思います、 しかしその後に、戦況の悪化で金属が不足。 神馬も金属として、供出されてしまったのではないでしょうか。 そして戦後、昭和31年、高見彰七に神馬再建の依頼があったと推定します。 この際は、神馬はコンクリートで再建され、基台に載せられたと思います。 神馬は金属ではなく、あえてコンクリートで再建したのかもしれません。 金属では、また供出の憂き目に遭うかもしれませんから。 金属ではなく、コンクリートで作られた神馬。 そこには、神馬ともう別れたくないという、 人々の願いが込められているのかもしれません。 「高見彰七の神馬」 ●【福田神明社】 「みよし市 福田神明社の神馬 昭和31年3月製作」 ●【宮口神社】 「豊田市 宮口神社の神馬 昭和33年10月製作」 ●【米野木神明社】 「日進市 米野木神明社の神馬 昭和36年10月製作」 ●【八柱神社】 「豊田市 八柱神社の神馬 昭和41年4月製作」 【 ハラグロうさぎ 菓子 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[高見彰七] カテゴリの最新記事
|