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カテゴリ:***** 生物 *****
にほんブログ村 先日、地面に落ちたセミを見た。 このセミの夏は、早くも終わりを迎えてしまったようだ。 セミのオスは一度しかない夏を、叫ぶように鳴き、終えてゆく。 セミの鳴き声は、音量で70~80デシベル。 鳴き声と体のサイズの差で比べると、 セミは最も鳴き声が大きい生物になる。 大きな鳴き声は、腹部の共鳴室で作られる。 セミの腹部はほぼ空洞で、共鳴で大音量を生み出すためにある。 しかし、ここで疑問がある。 セミの耳(鼓膜)も腹部にあるのだ。 これではセミは、鼓膜が壊れてしまうだろう。 それには、ひとつ工夫がある。 セミのオスは鳴く時、鼓膜の働きを止めているという。 自身の声さえ聴かず、ただ鳴き続けているセミ。 あまりに愚かに思えるその行いは、その運命を忘れるためだろうか。 この短い夏が、自身に残された最期の時ということを。 セミは”鳴く”のではなく、本当は”泣いて”いるのではないだろうか。 【 わらび餅 水まんじゅう 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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