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カテゴリ:馬頭観音
にほんブログ村 先日の東雲寺の石仏。 馬乗り馬頭観音と紹介しましたが、よく見ると疑問があります。 (謎1) 多面多腕(三面八臂)ではない 顔がひとつで、腕が一対の馬頭観音様もおられます。 これは馬頭観音であることの否定材料にはなりません。 (謎2) 馬頭印を結ばず、箱状の法具を持っている 法具は宝篋(ほうきょう)の様に見えます。 宝篋は経典を入れる箱です。 宝篋には福や宝を授ける力があり、千手観音が持っています。 (謎3) 馬にまたがらず、菩薩の様に動物に乗っている 馬乗り馬頭観音は、馬にまたがるのが普通。 菩薩の様にも見えますが、普賢菩薩は象に乗ります。 次の普賢菩薩の写真は、愛知県刈谷市の海会寺にて撮影。 また文殊菩薩は獅子に乗ります。 次の写真は、同じく海会寺にて撮影。 (謎4) 動物が馬ではなく、牛に見える 水牛に乗るのは、大威徳明王です。 (画像出典: 文化遺産オンラインH.P.) 大威徳明王は馬頭観音に似ていますが、この石仏には似ていません。 牛にも見えますが、やはり馬なのでしょう。 疑問は残りましたが、とりあえず馬乗り馬頭観音としておきます。 理由は、観音堂に置かれているから。(笑) 石仏の謎に翻弄された、楽しい1年でした。 【 イヤープレートの季節: ウェッジウッド 2022年 ジャスパー 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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