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カテゴリ:摩利支天
にほんブログ村 なぜ摩利支天の石像が少ないか? その続きです。 摩利支天の彫像は、とても小さく作られました。 それはなぜか? 摩利支天は、密かに信仰するのが良いとされたからです。 摩利支天は、太陽や月の光、そして陽炎(かげろう)の化身です。 つまり、捕らえどころがありません。 武士が摩利支天を密かに持てば、「護身」のご利益があるとされました。 そこで武士は、小さな摩利支天の像を、マゲの中に隠し持ったと言われます。 多くの武士は、摩利支天信仰を隠しました。 楠木正成、毛利元就、山本勘助、前田利家など、 摩利支天信仰が知られる武将はわずかです。 護身のため、隠し持たれた摩利支天の小像。 当然、持ち運べない大きな摩利支天の石像は、あるべき姿ではありません。 そんな異端の摩利支天の石像に、私は魅かれてしまうのです。 * 名古屋市天白区平針の御嶽神社の摩利支天の石像。 この石像は、3面ではなく、1面。 様々な摩利支天があり、興味が尽きません。 【 猪突猛進! (安眠できる?) 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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