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カテゴリ:コンクリート像
にほんブログ村 「水子弘法の謎を追って」、最終回です。 なぜ多くの場合、立像の作家は、その名を作品に残さないのでしょうか。 一方で、寄進者の名は作品に刻まれます。 寄進者はなんらかの想いを持って、立像を発注します。 そして、その想いが具現化されたのが立像です。 寄進者の想いを残すことが重要ですから、 寄進者の名は作品に刻まれます。 一方で、作家は想いを立像に変える「通訳者」にすぎません。 通訳者が目立てば、立像が持つ本来の想いがぼやけます。 だから、通訳者である作家は、作品に名を刻まないのでしょう。 * 豊明市の神社散策中に、毛受善市氏の名を寄進者の中にみかけました。 阿野八剱神社でのことです。 善市氏がどの様な想いで、各地で寄進したかはわかりません。 残すべき想いさえも、こうして消えてゆきます。 水子弘法像も、私有地にある性格上、長期の保存は難しいでしょう。 作家名は忘れられ、作品も失われ、想いさえも消えてゆく。 すべて人の営みは、儚いものなのです。 全9回に渡り続いた「豊明市 水子弘法の謎を追って 最終章」、 これで終わります。 長くお付き合い頂き、ありがとうございました。 (最新記事) 【 記事 1】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 1) 」 【 記事 2】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 2) 」 【 記事 3】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 3) 」 【 記事 4】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 4) 」 【 記事 5】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 5) 」 【 記事 6】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 6) 」 【 記事 7】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 7) 」 【 記事 8】 「豊明市 水子弘法の謎を追って (最終章 8) 」 (過去分) 【 以前の記事 1 】 「毛受兄弟記念の謎のコンクリート像」 【 以前の記事 2 】 「毛受兄弟記念の謎のコンクリート像 2」 【 以前の記事 3 】 「謎のコンクリート像の情報収集をしました 1」 【 以前の記事 4 】 「謎のコンクリート像の情報収集をしました 2 」 【 サクラビスク 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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