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カテゴリ:高見彰七
にほんブログ村 静岡県の八幡野観音は高見観音か? 検証編です。 高見観音に雰囲気が似た八幡野観音。 ただ違和感もあります。 その疑問点を考察してみます。 1)静岡県に高見彰七作品はあるか 高見彰七作品は西三河・尾張地域の多くあります。 しかし静岡県であれば、十分可能性があるでしょう。 2)昭和57年開眼。高見彰七の活動時期か 在銘で最新の高見観音は昭和46年製で 刈谷市の昌福寺にあります。 八幡野観音が高見観音であれば、 さらに11年活動時期が広がりますが……。 3)造形の違い 雰囲気は似ているが造形が異なる。 ブログでもそういうコメントが多くあります。 最も製作年が近い昌福寺の観音像と比べても違いがあります。 「昌福寺の高見観音」 ●【リンク集 2‐2】 「昌福寺 観世音菩薩」 4)高さ12メートル,重量60トンの像をひとりで作り得たか それについては情報があります。 基本、八幡野観音像の後ろには立ち入れない様子です。 しかし観音像後部を確認できた頃もあり、 そこには下記を記した銘板があったそうです。 (銘板) 群馬県前橋市下細井町 設計施工 関東緑土工業株式会社 荒井 桓輔 協賛者 井出 高徳 さすがにこの大きさとなると、一人では作れません。 また協賛者も書かれているのに、作家名がありません。 となると、作家は群馬県の会社の「設計者」と考えるのが 自然かもしれません。 考察は以上です。 集めた情報からは、高見彰七作品と断定するのは難しい状況でした。 ただ「設計者」が高見彰七の影響を受けた可能性は 十分にあります。 今回は、力不足ですみませんでした。 これに懲りずこれからも、高見彰七作品の情報提供をお待ちしています。 よろしくお願いします。 【前の日記】 「八幡野観音は高見観音か?(その1)」 【 萬古焼 魚焼き 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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