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カテゴリ:高見彰七
にほんブログ村 高見観音のヒビ割れの原因について推察します。 ヒビ割れの原因は下記が大きいと思われます。 1.塗装の剥離 塗装の剥離により、防水性が失われます。 その結果、モルタルが直接、風雨に晒され劣化します。 2.ノロによる補修 接合部はノロ(セメント+水)で補修したと考えられます。 ノロの耐水性は低いので、補修箇所は劣化しやすくなります。 この結果、ノロを使った箇所から割れが発生します。 妙楽寺の大型観音にも、補修痕とヒビ割れが見られます。 3.浸透水の影響 接合部から浸透した水は、冬季に凍結して膨張します。 そしてヒビ割れが起きます。 高見彰七氏は観音像の定期的な塗り替えを望んでいたでしょう。 しかし塗装が剥がれたモルタル像は、石像に似ています。 そのため、塗装が剥がれたモルタル像に違和感が感じられません。 この石像に似たモルタル像の姿が再塗装の必要性を忘れさせ、 劣化していくモルタル像の悲劇を生んでいるように思います。 【前の記事 1】 「高見観音の製作方法 1」 【前の記事 2】 「高見観音の製作方法 2」 【 すべてがおしまいになったカエル 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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