|
カテゴリ:高見彰七
にほんブログ村 時間をかけて、霊岩寺の地蔵菩薩像を検証しました。 地蔵菩薩の比較には、妙楽寺の作品を参照します。 【関連記事】 「霊岩寺の謎のコンクリート像1」 【関連記事】 「霊岩寺の謎のコンクリート像2」 左は霊岩寺、右は妙楽寺の地蔵菩薩像です。 (類似点) ・顔形(目鼻口、眉などの形と配置) ・なで肩 ・上半身の着物の表現 ・体に付いた平面的な錫杖 ・錫杖を持つ右手の位置 ・簡略化された指の表現 ・体の前後に接合部がある (相違点) ・妙楽寺の地蔵は微笑んでいる ・妙楽寺の地蔵の方がやや耳が大きい ・着物の裾の表現 ・妙楽寺の地蔵の方がやや平面的な造形 ・妙楽寺の錫杖は長い 上半身、特に肩から右手周辺は酷似しています。 一方で着物の裾などは違いがあります。 ただし相違点の「着物の裾の表現」については、別の類似作があります。 それは霊岩寺の近くにある京町区民会館の観音像です。 以下、左は霊岩寺、右は京町区民会館のコンクリート像です。 腰から下の表現が、両者でよく似ているのが分かると思います。 3メートル程度の高見彰七氏の作品は、 左官などとの共作の可能性があります。 高見彰七作品らしくない花入などが気になりますが、 類似箇所が酷似していますので、 「高見彰七氏が関わった作品」と考えて間違いはないと判断しました。 105体目の高見彰七作品として、 リンク集3 No.6に登録したいと思います。 【 静岡抹茶バウムクーヘン 】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[高見彰七] カテゴリの最新記事
|