矢沢永吉「アー・ユー・ハッピー?」を読了した。
十数年前に読んだ時も十分な満足と学びとを得たが、
今回読み直して、改めて驚いた。
永ちゃん、預言者なんじゃないか?
予言者じゃないよ、預言者。神の言葉を預かり皆に
知らせる人。
永ちゃんは自分のことをこう言う。
・オレが「気づく人」だったから
・オレはいい人だよ
・人間だから、失敗したり、気づかないうちに
誰かを傷つけてみたり、いろんなことはした。
これからもいろんなことをするだろう。
するけど、根はいいヤツだ。
決して悪いヤツじゃない。そう思う。
僕が僕自身について感じていることを永ちゃんが
僕に代わって言ってくれる。
永ちゃんは神様に愛され、神様に遣わされて
預言者としてこの世に生まれ来たのだろう。
最後の方の「オヤジのツッパリ」という章は
永ちゃんのこの言葉から始まる。
「サラリーマンをバカにするな。
サラリーマンは誰のために、毎朝つり革を
握って、満員の山手線に乗っているんだ?
若いヤツらが、「オヤジはバカだ」
「オヤジはダサイ」と言いつづけるなら、
「やーめた」とおじさんたちが全員で言って、
仕事なんておっぽり出して、湘南でタバコを
ふかして、昼間っからビールを飲んでること
だってできる。」
若者に向かってこう言うかと思うと、オヤジ=僕に
対して「ツッパレ」と背中を押してくれる。