テーマ:今日聴いた音楽(75256)
カテゴリ:チューリップ
昨日のアクセスレポートを見ていたら、この記事がごく低いアクセスを
記録していた。 「注釈チューリップ」?こんなシリーズやってたっけ?本文の冒頭を 読むと、「チューリップを文学的に読み解く」の前身らしい。 すっかり忘れていました。 読み返してみて、なかなかよく書けていると自画自賛する出来栄え なので、最近私のblogを知った方にも読んで頂きたくて、ここに 再録します。 残念ながら最近の世相はこの時よりももっと悪くなっているように 感じます。 ---------------------------------------------------------------------- 僕がいつかやりたい仕事は、チューリップの全作品を読み解くこと。ことはじめにこの曲からやってみたい。 あとで注釈をする関係で1行毎に番号を振ります。 I dream 財津和夫作詞・作曲 1.”神様はいる”とひと言 みつめたね 2.この頃 ぼくも思うよ ”幸せはある”と 3.毎日続けて不思議な夢をみる 4.どこかで君が待ってる そんな馬鹿な夢 5.美しさや優しさが少しずつ 6.地上から消えてゆく 7.そんな気がする時は君に逢いたい 8.歪んだ心で時々傷つけた 9.気付かなかった このぼく許してくれるね 10.青空が青すぎて 泣いてしまったり 11.戦争が今日もまた 12.人々を倒したら 君に逢いたい 13.どんな孤独にも いくつの悲しみに 14.微笑みながら生きると 心に決めたよ 15.誰より君を愛した ぼくが居ればいい ------------------------------------------------- 並の人間だったら、1行目の”神様はいる”と君が言ったら、 2行目は、「この頃ぼくも思うよ ”神様はいる”と」と詞を書く はずなのだが、財津さんは深い。 つまり、神様と幸せは同義であり、ささいなことを幸せと思う人間の 心に神様が宿るということだ。 毎日続けてみる夢の中の「君」は神様か、天使か、それともなぜか チューリップを去ってしまった親友だった吉田彰か。 このアルバムが出たのは84年。このとき既に5~6行目のように 日本や地球はなっていた。そして今の世の中を見るともっと悪く なっている。 今の、少なくとも何かを変えようとしている福田さん率いる自民党と 昔ながらの手法で政権と取ろうとする、それでいて無策の民主党の 小沢さん。どうせ政権をとったって無策なのだから、こんな対立軸を 出すより大同団結すればいいのに。 世相がそんな風にすさむと心の拠り所である、神様か天使か吉田さんに 逢いたいというのが7行目。 8~9行目は吉田さんへの想いか?はたまた、「この世に神はいるのか」 と思ってしまった自分を表白する懺悔か。 10~11行目。すさんだ世界の最たるものが戦争だ。そして、すさんだ 世界に直面すると、「これだけは変わらないもの」に縋りたくなる。 また、美しすぎて、しかも優しい青空を見ると泣いてしまって、その側に 同じように泣いてくれる同志か、恋人かにいて欲しいと思う。 美しいもの、優しいものも心が通い合う者同士で分かち合いたいのだ。 13~14行目。この世の中の美しいもの、優しいものを愛し守り続けたい という想いをもって生き続けるのは孤独な生かもしれない。 だけど、誰より神様か天使か吉田さんか、を愛したぼくが居れば、 いつかは類魂が混じり合って一体となるときが来るだろう。 その大いなる日のために・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月08日 22時57分26秒
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