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カテゴリ:遺す
今夜のNスぺでも放送していたけれど、
全国的に空き家が増えているという。 各々いろいろな事情が背景にあるのだと思うので 一概に正解はないけれど 我が家も夫婦ともにそれぞれ両親が亡くなり いろいろな処分をしたので 一つの例として書いておきたい。 両実家とも 地方都市にあったのだけれど、サラリーマンではなく 電車通勤が無かったため 駅からバスで15分くらいのところにあった。 親が80代を過ぎて亡くなるころには 子世代(私達)も勝手のいい場所にすでに自宅を持っていることが多い。 *夫の両親は 90歳を過ぎていよいよ介護が必要になってきて 老人ホームに入ることになった。 義父のほうは 認知が怪しくなりかけてきたので 早くしないと相続前の義父名義の実家を処分できなくなる(認知症と診断されたり契約時に了解したり署名したりができない)。 引っ越しと同時に 家財道具も大方処分し 家の中はできるだけ購入者が意欲が出るくらいは自分たちで清掃した。すると地元の方に割合と早く売却できた。(まだ傷んでいないうちに荷物を処分するのがいい) 売却で得たお金は ホームへの入居費用の足しになった。 数年して両親が亡くなった後も 空き家処分の苦労もなかった。 我が家はそれで済んだが ホームに入居する資金が足りない場合なら 子世代の自宅のそばに 小さな中古物件を安く購入し(実家を売却した資金内で)訪問介護などを受け 足りないところは手助けするなどがいいのではと思う。亡くなった後は売却がしやすかったり 孫世代が住んだり 賃貸に出したりできる。 *私の実家は 残った母がいろいろ書いて置いてくれて 「49日までは壊さないでお骨を安置しておいて・・・」「親族も遠方ばかりなので 娘たち家族だけの葬儀でいい」ということで 49日が過ぎて しばらくしてお墓に納骨し その後 娘たち家族総出で 荷物の処分をした。 小さめの物はゴミの日に出して 大きめの物(粗大ごみ)は 何回か車に積み ゴミ処理場に持っていくと個人なら無料で引き取ってくれる。(住民票が無いとたいていダメなので 娘たちの居住地で出した) そんなことを1カ月すると タンスやベッド、冷蔵庫やクーラーなどが残った。 それは実家の自治体(ごみ処分場)に相談すると 有料で引き取って処分してくれた。 その後 いろいろ実家の自治体の空き家に関しての助成を 調べると 自治体も空き家を放置されると困るらしく(空き家が多すぎて寄付するとかはかえって困るらしい) いろいろな助成があり 解体費用を支援したり 税金を免除したり 相続した後の所得税を控除したり いろんな案があるので 調べると助かるものだ。 実家の場合も 更地にすると支援があったので 解体(5LDKで200万くらいかかった)して 更地にしたらすぐに売却できた。 ずっと相続の事で妹達家族と 相談し続けるのも億劫なので 早めに処分できたことはストレスが無かった。 遺言があっても 相続権者が多くても 「遺産相続協議書」全員の合意書があれば 遺言通りでなくても 売却代金を人数分で均等に分配します とか 売却金は分配分に充当しますとか・・ 代表者となった者が とりあえずの売却者となれる(それも合意書に書き込む)。 私と妹たちは 「すべてを現金化した後 3等分します」という協議書を作って 銀行や 法務局での申請 相続税申告などをした。 家はだれに 預金はだれに 貴金属はだれに などすると 税務署でもその価値判断に時間がかかるので 現金化したうえで 申告するのが一番早い。 もめることも少ないと思うし、遠い親戚でも分配金がもらえるとなれば了承を得やすいと思う。 解体費やいろいろな事務費などは 経費として分配分から引けばよい。 そんな経験をしたので 息子たちが困らないように 自分たちの戸籍も取り寄せておいたり 葬儀や 預金や その他いろいろを冊子にまとめて わかりやすく残すことにしている。 何をどうすればいいのか 途方に暮れることがないようにしておくつもりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.13 17:03:29
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