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・・旅のあとさき・・

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2024.09.23
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カテゴリ:歴史
ONE OK ROCK の「Fight the night」
曲を聞いたときは TAKAの美しい声と旋律に 素敵だなと思い検索していたら

百田尚樹氏原作の映画”永遠の0(ゼロ)” の主題歌ということだった 
百田氏は NHK経営委員時代に 南京虐殺や他の戦争犯罪についてなどの歴史的事実とされていることに異議を唱え 各界から批判もされてきたと おぼろげに知っていたし
日本保守党という党の代表でもあるという
なので そういう映画の主題歌かぁ・・・・・と 感じていた

特攻兵に対する表現の仕方にも ある種戦争賛美的との批判もあったようだ
が 百田氏の親族には そういう方もおられ そういう家族の中で伝承された感情の部分は
戦争の一部分で存在もしていて それを守りたい気持ちも親族としては根付いただろうし
その部分では自然ではあったのだろう
ただ この曲から戦争を想像する方 それしか見ない方には大きな影響を与えるし
それ以外の悲惨で 残酷で 無慈悲 卑怯な戦争の面も同時に知らなければならないだろう

日本の歴史を知り 百田氏を知り この映画を見たか見ないかなど
その方の意味の取り方は いろいろなんだろう
ヒットしたからと言って TAKAの表現したかった意味とは異なっている場合もあるだろう



で 和訳をいくつもある中で見てみると
This is the price of war →これが戦い(war)の代償
And we've paid with time  →僕らは時を費やしてきた
And fight fight till there's nothing left to say  →最後まで僕らは戦い抜くだろう
・・
Fight fight till your fears they go away  →君の恐怖が消し去られるまで戦い抜くだろう
と訳されてあったり

また 海外のあるガン経験者が語る訳には 困難があっても大丈夫 がんばって生きよう的な意味でとらえられている
This is the price of war →あなたが経験した戦いで負った傷跡
And we've paid with time  →そして私たちは時間をかけてその対価を支払いました
・・
Fight fight till your fears they go away  →最後まで戦い抜くだろう あなたの涙が消えるまで



なので あくまで歌詞にあれこれ説明を加えることもないのだから それぞれが自分に引き寄せて感じればいいのだろう
それで 興味を持っていろいろな角度から学んでみて いろいろを知るきっかけになるのもいい
一面ではなく いろいろな立場 環境 経験 にもよるんだろう
戦死者を無意味だということではないんだということ その分け方と知ることか

ただ 戦争は無意味だということが 確かなこと と

太平洋戦争の戦死者の多くが 餓死であったということ
軍部の判断により 死ななくていい人々がいたということ
敵ということだけで 会ったこともないたったの市民同士が 殺し合うということだから

母の長兄も学徒動員でフィリピンへ向かう軍艦の中で戦死している
遺骨の一つもないし
英霊なんかではなく 戦争の被害者なのだと母は言っていた



**************************

ジブリの「火垂るの墓」が有料ネット配信され海外で高評価らしい
しかし その中にも
トラウマになるほど悲惨で 特に子供には見せられない というコメントがあった
そうだろうか
本当の戦争はもっとひどい
あまりに小さかったり 繊細だったりすると判断されたら もう少し大きくなってから見せればいいと思う
私が小さい頃 父の赴任している地方から おばあちゃんに会うために上野を経由して家族と
上京したことが何回かある
その頃は 行き先表示もデジタルではなんかではなく 駅員さんが改札口付近に 木札をぶらさげ替えていた。その当時にはきっと この少年が亡くなったであろう暗い通路も残っていたと思うし
駅周辺には 戦争で手足を失ったとする元傷病兵の方が立っていて 投げ銭用の缶カラが置いてあって
小さいながら強烈な印象がある

そういうことが戦争であったんだと 感覚として残っている

子どもたちがゲームや ライブゲームで戦闘ごっこをするというのは どうかなと思っている
まぁ遊びだからというのならば 戦争はこうだよと大人が前提をきちんと知らせなくてはならないし
ゲームの方が 火垂るの墓を見ることより もっと考えねばならないはずと思う





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最終更新日  2024.09.26 20:48:23



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