2007年
1年振りの更新だ。2006年は、正直いって最悪でした。わたしの友人が二人も自ら逝ってしまいました。まだ、若くて、背が高くて、スタイルがよくてモデルさんみたいなのに、気さくで優しくて明るいひとだった。わたしのPCの先生で、わからないことがあるとすぐ電話して、どんな時も親切に教えてくれました。これってなかできないよね。めんどくさいもん。そんな彼女が自宅のマンションの8階の部屋からダイブしたのは2006年7月。最初にその電話を聞いた時、ほんとうに信じられなかった。お通夜で、棺のなかにいる彼女を見た時、思わず「何してるの、早く起きてよ~」と言ってしまった。それから3ヶ月。今度は彼女の御主人が逝ってしまった・・・彼とも友達で、いきなり電話して「1坪って何平米?」って聞いても速効で返事が返ってくる、なんでも知ってる人でした。ミスチルの桜井くんにちょっと似てて、美男美女のカップルだったのに・・・何が原因なのか、わたしにはよくわからない。その原因を取り除く手伝いもしていないくせにこんなこと言っていいのかどうかわからないけど・・・生きていてほしかった。生きていけないくらいつらいことがあったんだと思う。それを我慢しろっていうのは、ものすごい酷なことなのかもしれない。でもそれでも生きていてほしかった。このものすごい喪失感はなんだろう・・・4月に頑太も癌で逝ってしまった。二人とも、犬が大好きだから、一緒に書いてもいやがらないと思う。顎の上に腫瘍ができて、手の施しようがなかった。下顎を骨折して、顎が半分になっちゃって、舌がしまえなくて、ご飯が食べられなくて、最後にお腹一杯食べさせてあげたかったなぁ・・・そんなこんなで、2006年は哀しい一年でした。自殺はね、残されたひとの心をずたずたにするよ 。わたしよりもっと身近な人はどんな思いでいるだろう・・・生きていてほしかったけど、でも二人のことを責めたくない。だってすごく苦しかったんだと思うもの。これ以上苦しめる権利なんて誰にもない。PCでわからないことがある時、つい電話しそうになる。それで「あぁ、もういないんだ」って思う。きっと何度も何度も思うだろう。この前テレビで美輪明宏が、「自殺したら未来永劫浮かばれないなんてことはない。普通の場合より少し時間がかかるけど、ちゃんといくべきところへいけるから」みたいなことを言っていたので、心底ほっとした。それまでは自殺したら永久にさまよってしまうと思っていたから。死後の世界なんてわからない。生きている明日のことだって分からないんだものね。新年早々、しかも1年ぶりの更新だというのに、ちょっとどうよ、この内容は。という気がしないでもないけど、これを書いてしまわないで先には行けなかったの。今年はがんばって更新します。 借りてきた本■「孤宿の人」(上・下) 宮部みゆき■「辰巳八景」 大川一力 ■「君を乗せる舟」 宇江左真里■「てのひらの迷路」 石田衣良■「透明人間の告白」 H.F.セイント■「エデン」 五條瑛読み終わった本■「孤宿の人」(上・下) 宮部みゆき ★★★★■「ブレイブストーリー」(上・下) 宮部みゆき ★★■「君を乗せる舟」 宇江左麻里 ★★★■「てのひらの迷路」 石田衣良 ★★★